どっちも正解!?外干しと室内干し
天気のいい日に洗濯物を乾かすのは主にどこですか?
洗濯物は青空の下で干すもの。そうしたイメージは近年少しずつ薄れつつあるのかもしれません。洗濯についての調査で、天気のいい日に洗濯物を乾かす場所をたずねたところ、2012年の調査結果と比べて2022年では「ベランダ・バルコニー」「庭・テラス」と答える方が減り、「室内」「洗濯乾燥機」「浴室乾燥機」が増えて
いました。晴れていてもあえて室内や乾燥機で乾かしたい。その背景にはどんな事情が潜んでいるのでしょうか。
現代の洗濯物干しには花粉の悩みがつきまとう
天気のいい日でも洗濯物を屋外に干さない人※にその理由をたずねたところ、「花粉症などのアレルギーが気になるから」を挙げる人が55.1%と最も多く、これは2005年の結果と比べて優に倍以上の数字でした。近年、花粉の飛散量が増え続け、花粉症患者も増加傾向にあることを如実に反映された結果と言えそうです。
※ 天気のいい日に洗濯物を主に乾かす場所として
「室内」「洗濯乾燥機」「浴室乾燥機」と答えた人
室内干しの場所について聞きました
室内干しをする場所についても経年で変化が見受けられました。
「洗面室または脱衣室」「浴室」は増加傾向に。「サンルーム」や「家事室」ほど本格的でなくても、居室に生活感を持ち込まず室内干しができる空間へのニーズは高まっていそうです。
花粉や天候を気にせず、積極的に室内干しできるスペースを。
花粉症などのアレルギー対策として「あえて室内干し」をすることが多いご家庭では、あらかじめ室内干しを想定したスペースを計画することをおすすめします。花粉が飛来する季節だけでなく、お天気があやしい日や、夜に洗濯したものの干し場としても重宝するはずです。吊るして干した洗濯物はシワも少なく、収納するときの負担も軽くなります。
洗濯動線にも配慮した室内干しスペース
天井に取り付けた本体にポールをワンタッチでセットするだけで室内物干しになる「ホスクリーン」。ポールを外せば空間はスッキリ。洗濯機置き場の近くや畳コーナーに設置すると、「洗う~干す」「干す~畳む」の洗濯動線が短くなって便利です。
Source:
積水ハウス「 洗濯ライフ」2005 調査対象:納得工房来場者 調査期間:2005年6月~8月
積水ハウス 「洗濯について」2012 調査対象:積水ハウス・オーナー 調査期間:2012年2月
積水ハウス 「洗濯について」2022 調査対象:積水ハウス・オーナー 調査期間:2022年2月
編集・発行元:積水ハウス株式会社 納得工房
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