旧家の所蔵品と醸す
和モダンの美意識
ご両親が暮らされた旧家には、折に触れ集められた多くの美術品が残され、お住まいのそこかしこに、風雅な美意識を宿していました。
建て替えにあたり、どんな思いを込めて設計すべきか。
課題としたのは、その記憶を大切に残しながら新たな歴史を刻む価値を生み出すことでした。
アクセス至便な立地のもつポテンシャルを生かしつつ都市生活者に安らぎをもたらす和モダンなプランニングとしました。
異なる質感の黒が
優美な存在感を醸す。
ファサードは御影石などの自然石を使い分け、異なる質感の黒で陰影と重厚感を演出。外構は旧家の青い屋根瓦を花壇の笠木として使い、竹などの植栽によって、コンパクトなスペースにも深い印象を与える和モダンなデザインとしました。
街の喧騒から隔絶する
しっとりとしたアプローチ。
周囲には飲食店も多い駅前立地。喧騒から離れ、心安らぐ住まいへの切り替えとなるよう、あえて長いアプローチを取りました。黒竹、黒砂利、差し瓦などをあしらい京の小路のような風情です。
エントランスは
静寂に包まれた空間に。
エントランスに入ると、正面にはご両親が集められた美術品を展示するコーナーをしつらえています。焼き物のような風合いのヘリンボーンの床に立ち、幅4mの1枚ガラスを隔てて、季節ごとに変わる掛軸や陶器に対峙する。個人美術館の趣です。
建築地 | 千葉県柏市 |
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敷地面積 | 397.13㎡ |
規模 | 1棟13戸 |
構造 | 重量鉄骨βシステム構法 |
間取り | 1K(4戸) 1LDK(9戸) |
竣工 | 2016年7月 |
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