タレカベ ノ イエ
今回の計画地は、1192区画の当社分譲地で、販売が終了するのに伴い、ランドマークでもあった販売拠点の売却に伴う計画でした。分譲地のランドマークだったこともあり、分譲地の中では目立つ敷地で、西側道路向かいには、コミュニティーホールやバス停があり、視線の制御が計画のポイントでした。
敷地は南西の角地で、道路との高低差は1.2m程度ある敷地です。建替えでの計画だったため植栽のことも考慮し、既存の植栽を利用しながら視線の制御ができないか考えました。道路に沿ってL型に生け垣の内側に中間領域を計画し、その奥に、奥まって生活空間を配置することで道路からの距離をとり、高低差と既存の生け垣と共に、中間領域に垂れ壁を計画することで視線を制御出来ないかと考えました。
垂れ壁で視線を制御した分、生活空間は開放的で立体的に繋がる空間構成としました。中間領域と生活空間の床のレベルと素材を合わせ、中間領域の外側に垂れ壁を計画することで、生活の領域は垂れ壁までそして生け垣まで広がり、内的要素を強めてくれます。
中間領域のテラス・生活空間のLDといったパブリックな空間から奥に行くにつれプライベートな空間となるようゾーニングし、生活動線は回遊できるように使いやすさにも配慮。プライベート空間のキッチンと寝室は箱として計画。天窓からの光で、時間や季節の移ろいを感じさせてくれます。
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DATA
敷地面積:223.15㎡
延床面積:112.00㎡
階 数:2階