碧空の邸宅PORTFOLIO 05

CONCEPT

自然を感じ、美しいものたちとともに

円形の壁で外部と隔てられた中に、都市の快適さを享受できる希少なエリア。
アートや器、古美術に造詣が深く、
美に囲まれる上質な空間を望まれたオーナー夫妻のために、
インテリアや造作のデザイン、仕上げ一つひとつに
こだわりと丁寧な手仕事がなされた至極の空間を実現しました。

PLAN

都市での緑豊かな自然との暮らしと
空間そのものがアートのようなデザインの魅力を融合

光や風、緑や空を感じるために、4層をつらぬく緑豊かなコートを配置しました。
地階は植栽を眺められるくつろぎのラウンジ。1階は茶室を備えたパブリックな空間へ。
2階は緑あふれる家族の空間、そして3階はダイナミックな眺望を愉しむ大空間LDK。
どのフロアも光が降り注ぎ、ゆるやかにつながる開放感あふれる空間を実現しています。

ダイナミックな眺望が愉しめる3階のLDK。ダイニングとキッチンに採用したヘリンボーンの床材が視覚的な動きをもたらしている。
ダイニングとリビングは、ステンレスバイブレーション仕上げの欄間でゆるやかに仕切り、ひと続きの大空間に。天井から伸びる軒や、テラスに置かれた家具が、内と外との一体感を演出。
広々としたリビングに配した個性的なフォルムのソファは、座りたいスタイルで自由に配置を変えることができる。
一日を通して外光が変化する、南西に開かれたリビング。景色も取り入れ、夜のライティングも綿密に計画した。
「子どもと一緒に入るのが楽しみ」というガラス張りのジャグジー付きバスルームは、 住まいでいちばんいい場所に設置。日中はコートからの光が空間を包み込む。
地下から3階まで4層をつらぬくコートには、日陰に強い藪椿などの植栽を設置。 照明の効果で緑のつやを引き立て、地下空間を演出。
軒下のテラスにも家具を配置。光や風を感じながら、 地下から吹き抜ける庭と空を眺めることができる。

DESIGN

世界のデザインが融合した
スタイリッシュな「和モダン」

インテリアブランドのショールームで一つひとつ選ばれた美しい家具だけでなく、
アートや古美術が映える質感の高い空間デザインが魅力の一邸。
地階ラウンジの水が滴るような壁仕上げや欄間をあしらった扉、
名建築へのオマージュがちりばめられた造作などが、
抑制の効いた照明と色彩計画のもと、ひとつにまとめ上げられました。

床・壁の仕上げに職人の手仕事を取り入れた、アートが映えるラウンジ。空間の中心でもあるバカラのシャンデリア以外は、質感の高いインテリアを邪魔しない照明デザインに。
天井高3mの地下のラウンジは、友人を招くサロンやアートを飾るギャラリーとして使用。格子扉には、奥様が金沢で選ばれた古美術の欄間をあしらった。
奈良の橿原神宮を模した天井の造作は、京都の職人に別注。唐長にオーダーした唐紙は、光や角度によって白とピンクのバランスが変わるニュアンスのあるデザイン。
壁の一面に大胆に配した白河石は、隈研吾氏の「石の美術館」からのインスピレーションによるもの。
主寝室の壁のクロスは、京都の唐長に別注したオリジナル。窓からの光や見る角度によって色のバランスが変わる、ニュアンスのあるデザインに。
1階に友人を招いて茶会を楽しむ和室を設置。入口を低くしたり、にじり口や茶の湯を設けるなど、本格的な茶室として設計した。

神奈川県 M邸

  • 敷地面積/414.30㎡
  • 延床面積/591.15㎡
  • B1F PLAN
  • 1F PLAN
  • 2F PLAN
  • 3F PLAN

PROFESSIONAL STAFF

プロジェクトマネージャー
植岡 俊樹
デザイナー
古郡 剛
インテリアコーディネーター
持田 静
エクステリアデザイナー
村上 裕介
コンストラクター
原 秀隆
プロジェクトマネージャー
植岡 俊樹
デザイナー
古郡 剛
インテリアコーディネーター
持田 静
エクステリアデザイナー
村上 裕介
コンストラクター
原 秀隆

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