積層の箱の邸宅PORTFOLIO 18

CONCEPT

5つの箱をずらしながら、内外に展開する空間構成

何よりも訪れるお客様をもてなす家であることを望まれたオーナー。
大勢のゲストが集うパブリックスペース。家族がゆったり快適に暮らせる住まい。
親子でキャッチボールを楽しめる広々とした庭。
テーマの異なる複数の空間を快適かつスムーズに繋げるために
空間を5つの“箱”ととらえて、内外に展開。
企業の経営者であるオーナーが思い描かれた大空間の一体化が実現しました。

PLAN

内外の空間を巧みに繋げる

広く伸びやかな芝生の庭を前面に望むテラス。
その周りへ「リビング」「ダイニングキッチン」「和室」の3つの“箱”をコの字に配置。
テラスは深い軒に守られた半戸外空間で、
室内の各空間と庭をスムーズにつなぐ役割を持たせています。
南側の広い庭は、「ガレージ」の“箱”で、
通りからの視線が遮られるようにし、プライバシーを確保。
「玄関ホール」も“箱”として確立し、北側にもう1つの小さな庭を設けることで、
室内の随所から緑が眺められる仕掛けを施しました。

キャッチボールができる十分な広さの庭を確保。テラスを通して、心地よいバランスで内と外がつながる。
キッチンからダイニング、テラス、庭へとスムーズにつながる動線によって、開放的な空間が広がる。大勢が集まるガーデンパーティーにも対応。
シンボルツリーのアオダモが木陰を落とす心地よいテラス。通りからの視線を遮る西側ガレージの壁は、池とその周辺の植栽が映えるようデザイン。ガレージ上のバルコニーへの階段もアクセントに。
階段そばに設けたコンパクトな庭。穏やかな光と自然の息吹を室内にもたらし、上り下りの度に緑の変化が楽しめる。

DESIGN

解放感と繋がりが融合

家族が思い思いに寛ぐリビングは
上部を吹き抜けに、南側には2階への渡り廊下を配置。
窓から降り注ぐ光と2階の気配が、リビングにやすらぎをもたらします。
リビングとキッチンはストレートに繋ぎ、空間を緩やかに仕切る机を設置。
壁を作ることなく空間を分けることで開放感とスムーズな動線、そして家族の繋がりを
同時に感じられる住まいとなっています。

家族がくつろぐリビングは、ピットリビングと吹き抜け空間の相乗効果でゆったりと包まれるような安心感をもたらす。
大勢のおもてなしやメニュー開発に活用するキッチンは、広さと使いやすさを重視。多種多様な調味料等を整理・保管するために、右側の壁の背後には大収納のパントリーを配置。
透け感のある門扉や植栽により邸内の気配が伝わる外観。訪れた人が「入ってみたい」と誘い込まれるような佇まいに。
北側の窓から優しい光と緑影がもたらされる玄関ホール。最初に来客を招き入れる場所として、広々としたスペースと白を基調とした素材で、高級感あふれる雰囲気を演出。
パブリックスペースである和室は、和モダンで落ち着いた趣に。庭とは2面で接する構成で、伝統的な日本家屋のような開放感をデザイン。南側の縁側の先には池が訪れた人の目を楽しませる。

大阪府 O邸

  • 敷地面積/856.16㎡
  • 延床面積/459.84㎡
  • 1F PLAN
  • 2F PLAN

PROFESSIONAL STAFF

プロジェクトマネージャー
土谷 博
インテリアコーディネーター
清水 由美
エクステリアデザイナー
佐藤 健
コンストラクター
宮崎 卓志
プロジェクトマネージャー
土谷 博
インテリアコーディネーター
清水 由美
エクステリアデザイナー
佐藤 健
コンストラクター
宮崎 卓志

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