3つの居場所を設けたスタイリッシュな都市住宅PORTFOLIO 09

CONCEPT

相反する要素を絶妙なバランスで実現した二世帯住宅

駅へのアクセスがよい住宅街での二世帯住宅を希望していたオーナー。
プライバシーを確保しながら、外の空間を取り入れた暮らしができ、
ご近所とのコミュニケーションもとりやすい住まいにしたいと考えていました。
またデザイン面では、アーバンスタイルをベースにくつろげる空間を希望。
「閉じつつ開く」「モダンで あたたか」という相反する要素を絶妙なバランスで実現しました。

PLAN

1階から3階までをつなぐ階段を通して、気配がつながる空間

中心となるのは二世帯の家族が集い、ともに過ごせる2階のLDK。
続く1階には街の人を招き入れ、交流を楽しむ土間のリビング。
そして3階は子世帯が寛ぐセカンドリビングとゲストルーム、個室をレイアウト。
目的別に異なるくつろぎの場をつないでいるのは、吹き抜けの階段です。
各フロアが緩やかにつながり、別の階の気配が感じられる構造となっています。

3階の階段部分に設けた開口から、2階のLDKに自然光が降り注ぐ。
1階にはご近所の人を招き入れる土間のリビングがあり、玄関からそのままアプローチできる。
空間の広がりを感じられる3階のセカンドリビング。階段の隣にはエレベーターもあり、車椅子でもラクに移動できる。

DESIGN

直線のラインを生かしたクールな印象と、やわらかな曲線の組み合わせ

外観も内観もグレー系のトーンで統一感を持たせ、モダンでクールな印象を高めています。
直線のラインを強調したシャープでクールな空間に仕上げながら、
インテリアはベージュ系色づかいやファブリックなどの素材を使用することで、
あたたかな印象をプラスしています。

2階のリビングとダイニング。ペンダント照明やダイニングチェアなど、やわらかな線を意識的に取り入れている。
3階の子世帯が過ごすセカンドリビング。開口の大きさのバランスとロータイプソファのボリューム感が巧みに計算されている。
直線を生かしたソリッドな外観。高めの外壁がプライバシーを確保している。

埼玉県 K邸

  • 敷地面積/281.28㎡
  • 延床面積/422.35㎡

PROFESSIONAL STAFF

プロジェクトマネージャー
隅田 知良
デザイナー
高橋 智士
インテリアコーディネーター
楠田 智美
プロジェクトマネージャー
隅田 知良
デザイナー
高橋 智士
インテリアコーディネーター
楠田 智美

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