豊友館

  • 小規模多機能型居宅介護

医院の開業から10年、地域医療に携わる中で介護福祉施設の必要性を感じられた佐々木先生。「医療と介護は切り離して考えられない」との想いで経営を決断されました。

地域の高齢者とそのご家族のニーズに柔軟に対応できる
「小規模多機能型居宅介護施設」を選択。

患者さんの高齢化を目のあたりにして「生活面も含めて面倒を見るべきでは?」とお考えになった佐々木先生。家族の介護負担を緩和するためにも通所・宿泊・訪問という多様なサービスを提供できる形態を選ばれました。16時頃に利用者を送り届ける通所サービス施設が多い中、「豊友館」は夜まで利用できるなど、利用者一人ひとりに合わせた柔軟な対応が好評。「医療法人は、ひとつは介護施設を持つべきだと思います。地域の医師としてがんばりどころです」と、力強くおっしゃいます。

予想以上の利用者数に、開所から1年半で増築。
今後増加する「看取り」も視野に。

「地域のご家族に頼られている実感があります」と施設長。開所後半年ほどで宿泊室がフル稼働の状態になり、翌年の夏に事務室を挟んで宿泊室を4室増築しました。風邪気味の利用者と元気な利用者で部屋を振り分けるなど、より使い勝手がよくなったそうです。「利用者が高齢化すると看取りも増える」ということで、看取りにはデイルームから離れた宿泊室を充て、静かに過ごしてもらえます。また、家族用宿泊室やストレッチャーが出入りできる掃き出し窓とスロープも設けました。

豊かな環境に調和する、伸びかな平屋の佇まいとスロープを設けたエントランス。

利用者に目が届くオープンキッチンを採用。

南向きの窓から光がたっぷり注ぐデイルーム。

木質感を生かしたインテリアが落ち着いた雰囲気の宿泊室。

施設情報

開所年月 2007年3月
タイプ 小規模多機能ホーム
定員 25人
用途地域 市街化調整区域
建物型式 ビー フリー(平屋)
敷地面積 1181.49㎡
建築面積 343.07㎡
1F床面積 324.93㎡
延床面積 324.93㎡

その他の建築実例