飯田医院つくばの里

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「子どもの頃から知られているから、年配の患者さんには頭が上がらない」と笑われる飯田先生。戦後すぐにお父様が開院された地元で、地域のかかりつけ医としての使命感に後押しされた決断でした。

地元密着の医療に携わってこそ確信できた、
マーケティングに頼らない介護事業のニーズ。

「つくばの里」は、つくば市の北端に位置し、最寄り駅から車で30分かかるところにあります。有利な立地とは言い難い土地での開所を決意させたのは、通院してくる患者さんやそのご家族の声。「地域貢献、社会貢献。それしかありません」と断言されます。患者さんがデイサービスの利用者になることはもちろん、「かかりつけの先生のお世話になりたい」と、他の施設から移ってくる方も少なくないとか。マーケティング視点からは見えてこない、地元ならではの信頼関係がありました。

より長期的かつ充実したサービスの提供を目指す
将来に向けてのビジョン。

利用者からよく尋ねられるのは「宿泊はできないの?」ということ。飯田先生自身も「病院では診てくれない、家庭でも世話がしきれないという高齢者をショートステイで受け入れるとか、高齢者向けの住宅を建てるとか、よりトータルにケアしたい」と想いを語られます。「ただし、この地元でね」。地域貢献の信念は、これからも変わることがないようです。

デイルームから出られる芝生の庭。ゆったり散歩する利用者の姿も

全体が見渡せるデイルーム。構造柱に手すりを渡し、リハビリコーナーとして活用

落ち着いた雰囲気の浴室。筑波山を眺めながらの入浴も楽しみ

アクセントクロスやダウンライトを採用したトイレ

デイルーム北側に配した吹抜け。1・2階を通した開口部から筑波山が見える

施設情報

開所年月 2010年9月
タイプ デイサービス、診療所
定員 25人
用途地域 市街化調整区域
建物型式 パーソナル・オーダーメイド(2階建て)
敷地面積 2649.04㎡
建築面積 472.14㎡
1F床面積 437.25㎡
2F床面積 262.00㎡
延床面積 699.25㎡

その他の建築実例