The configuration of the three garden
建築地は閑静な住宅街の当社分譲地の北東角地に位置します。北と東が道路。南が農道となってる敷地です。東側道路は交通量が多く、北側からの駐車計画としました。
要望として2台ガレージ+来客用1台。よくある分譲地の中で、プライベートな生活と共に屋外との繋がりを重視し、生活領域の広がりを考えました。
工業化住宅を考える際、重要となってくるのがエクステリアの要素です。今回はRCの塀で領域を表現しつつ、その領域の中に3つの庭を挿入しました。
庭と庭を屋内空間で繋ぎ、広がりを持たせ、各庭は上下に2層に繋げる事で、都市型の庭の形成と視線の抜けを確保しました。RCの東側の塀は一部をくり抜くことで緑を配し、経年美化と街並みとの調和も考慮しています。
玄関に入ると中央の庭が広がっています。中央の庭を介しリビング、南庭と敷地一杯南北に繋がっていきます。
中央の庭はDKとも繋がり、床レベルを合わせつつ、ダイニングに高低差を持たせ空間に変化をもたらせました。庭を2層に構成することで2Fの子供室へと繋がり領域が広がっていきます。DKは勉強コーナーと共に北庭とも繋がりを持たせました。
北庭は屋内空間の3層のヌケと繋がり、水平のヌケと共に、立体的なつながりを確保。ガレージが開いた際にも緑が感じれるように計画しました。
南の庭は、玄関から中央の庭、リビングと連続することで抜けを確保し、吹き抜けと立体的につながることで空間の広がりを感じさせ、採光と視線の抜けを確保しました。
エクステリアの要素を利用し3つの庭を立体的に構成することで、屋外と屋内を立体的に繋げる事で、都市型でありながら、緑、通風・採光を確保しながら屋外を含めた領域の広がりを感じれるよう計画しています。
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DATA
敷地面積:263.22㎡
延床面積:267.13㎡
階 数:3階