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第三者意見報告書
分析方法評価対策総括
総括および第三者意見を受けて
貴社は、ゼロエミッション、資源の効率化、安全で快適な住宅の開発などにおいて先進的な取り組みを行ってきた。環境において業界のリーディングカンパニーとなっている。また、持続可能な社会の原則からバックキャスティングをした戦略とアクションを取っていることはすばらしい。その戦略思考に次の3点も組み込み、是非、サステナビリティという大きなチャレンジに立ち向かっていただきたい。

1. Upstreamthinking
どのような冷暖房をするかより、冷暖房のいらない家を考える。多くの場合、対処療法ではなく、予防をする方が安い。常に、問題が起きてからではなく、問題の上流での解決策を考えることが重要。
2. グローバルな思考
貴社は燃料や原料の多くを海外から輸入しており、家のライフサイクルを通した環境・社会的影響をグローバルな視点で考えることが要求される。また、これから増えるであろう異常気象に対して、世界規模で住まいとインフラの安全性確保が重要。スマトラ沖大地震や津波を考えると、今後、貴社の防災の知識やノウハウ、技術がグローバルに期待されるだろう。
3. ビジネス思考
どんなに高い目標のビジョンがあったとしても、それに向かう小さいステップである短期対策は、企業の本来のビジネスに常に統合されるべきである。環境とCSR対策が本来の事業と別に動くことがないようにする必要がある。

貴社のサステナブルな社会の実現に向けた数々のステップに期待する。

第三者意見を受けて

ナチュラル・ステップの協力を得て、持続可能な社会に向けた当社の「役割」を考え始めて6年目となります。住まいという、社会と暮らしに直接関わる商品を提供する企業であることで、毎年我々の現状を上回る新たな課題や提案をいただいておりますが、自社の持続可能性戦略立案における有意義な示唆として活用させていただいています。ドメスティックな企業であっても資源調達面等のグローバル思考をせよ、との指摘等今回も真摯に受け止めて検討して参ります。

積水ハウス株式会社 環境推進部長 森谷 守
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分析方法評価対策総括