持続可能な社会の構築に向けた企業の責任とは、そのような社会をつくるために自社がどのような「役割」を担おうとするのかを明らかにし、その取り組みを社会にコミュニケートしていくことであると考えています。そして、企業の役割とは、社会に対してどのような「価値」を提供する存在かという企業の存在意義、ミッションに他なりません。
近時、持続可能な社会を実現するためには、「経済」のみならず、「環境」「社会」を含めた視点からバランスをとって企業経営を行うべきだとする「トリプル・ボトムライン」というコンセプトが根付きつつあります。積水ハウスは、住環境創造という社会的意義の高い「本業」を通じて社会に対してどのような価値を提供できるかを徹底的に考えた結果、これに「住まい手価値」という独自の価値を加えました。
安全・安心、健康、快適という「住まいの基本性能の向上」に加え、環境負荷の低減につながり、人が永く住み継いでいける「長寿命な住まいづくり」。年月とともに成長し、風格を備えた景観や住民間の豊かなコミュニティを醸成し、地域を活性化して街の文化にまで高めていく豊かな「街づくり」、少子化・IT化など時代の変化を反映させる新しい提案…。こうした多様な価値も住宅のリーディングカンパニーならではの我々の責任と位置付け、この「4つの価値」を踏まえて企業経営に取り組んでいきます。
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