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暮らしを守る安心基礎と接合部で支える耐震性

基礎と接合部で支える耐震性

世界有数の地震国で、日本人が愛し続けてきた木の家に安心して暮らしてほしい。その想いからシャーウッドは、震度7にも耐えうる高い耐震性を追求し、科学的な視点からも検証した地震に強い家を実現しています。 では、地震に強い家づくりのポイントはどこにあるのでしょう。

地震発生とともに建物にはさまざまな力がかかります。地震のエネルギーは、基礎から柱を通じて建物全体に伝わった後、基礎を介して地面に逃がします。この一連の作用の中で大きな力がかかるのが、基礎と柱、柱と梁の接合部です。そのため接合部に必要な強さを実現することが耐震設計のポイントとなります。シャーウッドは、とくに木造住宅の弱点とされていた「接合部」において、独自の技術で強さを発揮させています。

土台をなくして、より強く。

土台をなくして、より強く。

基礎の施工精度が高いため、土台を介さずに直接、柱をジョイントすることができる。

一般的な木造工法では、基礎の上に土台をまわし、その上に柱を建てます。が、基礎と柱の間に土台をはさむため、基礎からくる地震のエネルギーが土台を介して伝わることになり、土台の材質などによっては弱点になる場合がありました。
そもそも土台は、上部構造の水平を保つ役割がありますが、基礎の施工精度がきわめて高いシャーウッドでは、土台を介さずに基礎と柱を専用の構造用金物で直接緊結する「基礎ダイレクトジョイント」が可能になりました。従来の常識だった土台をなくすことで、どの方向からの力にも均質な強さを発揮し、柱の抜けや倒壊も起きにくい、強い構造を実現しています。

大型の連続基礎で、足下も強く。

シャーウッドの基礎は、地盤に対して負担も少なく、よりキメ細かな対応がしやすい布基礎を採用しています。
立ち上げが760mm、幅160mmの大型基礎を連続して設け、地中の梁として機能させています。

立ち上げが760mmある大型の基礎。基底部と立ち上がり部も一体化し、強度を向上している。

木の強さを損なわず、強く緊結する。

工場で精密にプレカット&プレセットされた部材。現場での施工がより早く、精度も向上する。

耐震性においてもうひとつのポイントが柱と梁の接合部です。伝統的な木造構法では、「ほぞ」や「仕口」など木材を切り欠き、組み合わせておさめる手法が使われてきましたが、木の断面を切り欠くので、強度的な弱点になる場合があります。シャーウッドは工場であらかじめスリットを作るだけで、断面欠損を最小限に抑え、木が本来持っている強度を活かすことができます。

シャーウッドは、独自の構造用金物で緊結する「MJ(メタルジョイント)接合システム」を導入。金物を木に対してスリットで差し込み、より強い緊結を可能にします。自社工場でプレカット&プレセットされたうえで出荷されるため、現場の作業も少なく、よりシンプルな施工で安定した強度を実現します。

シンプルな構造の美しさが際立つ軸組み。

開発者が語る、シャーウッドテクノロジー
「震度7に耐える構造設計」

外壁取付けにも耐震性のための工夫を

ベルバーンの取り付けには、独自開発の「スライドアブソーバー工法」を採用し、地震時の建物の変形を取付金具が回転して吸収。阪神・淡路大震災の地震波の繰り返し実大実験でも割れや脱落がないことが確認されています。さらに、目地部には伸縮性に富んだ高性能樹脂シーリング材を採用。地震や台風などで建物が動くときはベルバーンの動きに追従し、伸縮性で変形を吸収して、破損が起きないようにする役割を果たしています。このシーリング材は、通常の目地シーリングの約2倍の30年耐用となっており、目地交換のメンテナンスコストも抑えられます。

専用金具を用いた「スライドアブソーバー工法」

地震の際の変形にも柔軟な高性能樹脂シーリング目地

シャーウッド(木造1~3階建て)の建築実例