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暮らしを守る安心シャーウッドプレミアム構造材

シャーウッドに使われる柱・梁の構造材は、4寸角(120mm角)を基本とした集成材です。集成材とは、木を「ラミナ」と呼ばれる挽き板にし、積層接着して作る建材で、無垢材の欠点を除去し、木の持つ強さを最大限に引き出すという点で優れています。

シャーウッドプレミアム構造材は、こんなふうに構成されています。

自然素材でありながら工業製品としての信頼性を兼ね備えたエンジニアードウッドであり、たとえば世界最大級の木造ドームである大館樹海ドーム(秋田県)や新・国立競技場など、大規模な建築物にも利用されている信頼性の高い構造材です。
特にシャーウッドは、厳選した木を使用し、4寸角という大きな幅で、厳しい自社基準のもとに作られたプレミアム構造材です。

柱と梁、使う部位によってラミナを構成

建物は柱と梁で構成されていますが、それぞれに力のかかり方が違い、求められる強度も異なります。シャーウッドプレミアム構造材は、使う部位によってラミナを構成。たとえば、柱の場合はすべて同じ強さのラミナを配置し、強い曲げの力がかかる梁の場合は外層ほど強いラミナを配置して合理的な構成としています。

強度管理を徹底し、ばらつきなく安定した強さを実現します。

梁材の製造段階から強度を区分管理。

無垢材内部に潜む入れ皮や節抜け

MSRでは、測定した強度に準じて、ラミナに色の異なるインクスプレーを吹き付けて管理。インクの色で、そのラミナの強度がどの等級か、一目で確認できます。

集成材が絶対に強い、ということではありません。しかし、構造計算による安定性を保証するうえでは品質にばらつきが少なく、安定した強度であることが必要。シャーウッドでは、とくに構造上重要な梁材を、ラミナの段階で、MSR(マシン・ストレス・レイティング)と呼ばれる強度測定機にかけて非破壊検査し、強度区分を行い、製造します。積層接着する際に強度管理したラミナを正確に配置することができ、求められる強度の梁がつくられます。

ばらつきの少ない安定した強さを実験で実証。

無垢材内部に潜む入れ皮や節抜け

シャーウッドプレミアム構造材の梁と一般製材(ベイマツ)で強度比較試験を繰り返し行った結果、シャーウッドプレミアム構造材が安定した強度を発揮することが確認されました。

自然素材である木は、一本一本が異なり、強さもまちまち。一般の無垢の製材で非常に強いものがある一方で、見えない部分の弱点により、弱くなっている場合もあります。それらの欠点を除去し、製造されるシャーウッドプレミアム構造材は、強さにばらつきが少なく安定しています。一般製材(ベイマツ)との強度比較試験を繰り返し行った実験データによっても、破損する条件にばらつきが少なく、安定した強度を発揮することが明らかであることを確認しています。

シャーウッドプレミアム構造材の最大荷重(破壊荷重)

シャーウッドプレミアム構造材の最大荷重(破壊荷重)

曲げ強度実験においてもプレミアム構造材の梁は、最大破壊過重が一般製材の約2倍であることが実証されました。

シャーウッド(木造1~3階建て)の建築実例