若い共働き世代の心をつかんだ
ワークスペース付き玄関ホール
30年後を見据えた
大規模リノベーション
この記事は2022年8月時点の情報です
30年後を見据えた大規模リノベーション
<DATA>
■築年数/30年
■規模/2階建て1棟6戸
■構造/軽量鉄骨造
時代の変化に合わせた
大胆なリノベーション
再開発によって街が変化を遂げ、入居者層も大きく変わったエリアに建つ、築30年のシャーメゾン。竣工時にはファミリー層に需要のあった3DKの間取りは、現在のターゲット層である若い共働き夫婦にはミスマッチな状況になっていました。
オーナー様からご相談を受けた担当者は、間取り変更を含めたダイナミックなリノベーションをご提案。特に注目されるのが、洋室1室をなくして実現した玄関ホールです。自転車も置ける広々したスペースで、壁には大きなシューズクロークも備えています。室内へ上がって右手にはオープン棚を備えたスペースをつくり、昨今ますます高まる在宅ワークへのニーズにも対応。玄関から洗面所に向かう動線は、外の汚れを持ち込まない工夫も施されています。
和室1室を取り込んで生まれた、ゆったりくつろげる14畳のLDKや部屋ごとに変えたおしゃれな壁紙にも注目が集まり、リノベーション後はすぐに入居者が決まったそうです。更に家賃の大幅アップにも成功。今後20年30年先も競争力のある物件へ生まれ変わることができました。
和室とDKの間の壁を取り払い、14.1畳の広々したLDKを実現。(写真左:before、右:after)
和室の押入れは、大容量で使いやすいクローゼットに。(写真左:before、右:after)
キッチンとリビング・ダイニング の間に設けたカウンターはパントリーとしても活躍。(写真左)ダウンライトが空間に広がりを感じさせるバスルーム。(写真中央)ワークスペースの壁には、趣味の道具などを置ける棚を造作。(写真右)
リノベーションポイント
- ◎ 30代共働き世代にターゲットを絞り、
3DKの間取りを1LDKに一新 - ◎ 玄関と洋室の間の壁を外して、仕事や趣味に
活用できる玄関ホールに - ◎ 和室をなくし、14畳の広々したLDKを実現