先手を打ったリノベーションで
早めの空室対策
見学会をきっかけに
踏み出した新たな一歩
この記事は2023年2月時点の情報です
見学会をきっかけに踏み出した新たな一歩
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■築年数/23年
■規模/2階建て1棟4戸
■構造/軽量鉄骨造
価値ある資産を次の世代に
引き継ぐために
福島県いわき市に建つ築23年の賃貸住宅「シャーメゾン」。2019年に発生した台風19号の大雨による影響で、物件の周辺でも床下浸水被害があり、エリアの人気が下落傾向にありました。オーナー様は、入居者が入れ替わるタイミングで1階の1室の間取り変更を伴うリノベーションを行うなど、家賃をキープするために改善を進めてこられました。
2階の1室に更新時期が近づいた頃、担当者はオーナー様ご夫妻をリノベーションの実例見学会にお誘いしました。同じ築年数の物件でも「こんなに変わるのか」と感動されたご夫妻。相続税対策や次の世代により良い資産として承継できるならと、最新の入居者ニーズに合わせたリノベーションをご決断されました。
担当者は、エリアの家賃相場からリノベーション後に想定される家賃、工事の予算など収支計画を提示。「室内のデザインは、ほかにはない良いものを」というオーナー様からのオーダーに基づき、単身者やカップルをターゲットとしたスタイリッシュモダンな1LDKに再設計しました。壁で仕切られていた暗く閉鎖的なキッチンは、リビングのセンターへ移動。配管用の段差を活かし、窓からの眺めも楽しめる開放的な空間に生まれ変わりました。その結果、家賃を大幅にアップさせることにも成功し、満足されたオーナー様は、今後も退去ごとのリノベーションを計画されています。
近隣のオーナー様にもご見学いただいた際、「数件『うちの物件でもやってみたい』とご相談をいただきました」と担当者。エリアのシンボル的存在として、今後も末永く受け継がれていくことでしょう。
洋室の間仕切り壁を撤去して、広い開放感あふれるLDK一体型に。フロアタイルは、グレーベースのスクエア型で個性を際立たせた。
(写真左:before、右:after)
もともとキッチンだった場所は、L字型のデスクを設け広々としたワークスペースに。配管の関係から床が一段上がっていることで、空間にメリハリが。(写真左:before、右:after)
配管用に設けた段差を活かしたステージキッチン。LDKの広い窓からの景色を眺めながら家事ができるように。(写真左)収納力の高いウォークインクローゼットは、あえて扉を設けず、室内を広く見せる工夫を施した。(写真右)
リノベーションポイント
- ◎ 3配管用に設けた段差を活かし、リビングと窓からの
景色を一望できるステージキッチンに。 - ◎ 床材はグレーのフロアタイルで、若い世代に好まれる
スタイリッシュなコーディネートに。 - ◎ ダイナミックな間取り変更によって、洋室にL字型の
デスクを設けた広いワークスペースが誕生。
※リノベーションの費用については、物件の築年や広さ、構造、希望のリノベーション内容、デザイン、使用する資材や設備によって大きく異なります。詳しくはお問合せください。