新築時の家賃設定を目指した
戸建てリノベーション
2階にLDKを移した
ダイナミックな間取り変更
この記事は2023年8月時点の情報です
2階にLDKを移したダイナミックな間取り変更
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■築年数/15年
■規模/戸建て(2階建て)
■構造/軽量鉄骨造
ターゲット層に合わせて快適性、
安全性を高めたプラン
京都市の閑静な住宅街に建つ、築15年の戸建て賃貸住宅。当初はターゲットを高所得の入居者層に設定した高級賃貸物件として竣工しました。しかし時代やライフスタイルの変化とともに建物の資産価値は減少し、入居者層も変化したことにより家賃が下落傾向にありました。そこで「資産価値を再び回復させたい」というオーナー様のご要望を受け、営業担当は新築時の家賃設定を目指したリノベーションをご提案。オーナー様は以前からリノベーションの実例見学会で物件をご覧になっていたことから、新しく生まれ変わる物件に魅力を感じており、入居者が入れ替わるタイミングでリノベーションを始めました。
最初に取り組んだのは、日当たりの良い南側角地を活かしてLDKを1階から2階に移したダイナミックな間取り変更。また、スライディングスクリーンや螺旋階段など活用できる設備を残しつつ、内装は幅広い入居者層に好まれるナチュラルカラーを基調に新装し、明るく開放的な空間が誕生しました。
更に、オーナー様の「無料インターネット回線を導入したい」という入居者目線でのご要望にお応えし、ネット環境を整備。これに付随し、スマートフォンで遠隔操作が可能なスマートロックや防犯カメラも採用し、防犯性の高い最新のセキュリティ設備で安全面を見直すことに。その結果、より快適で便利な住まいが完成し、新築当初の家賃水準まで回復。オーナー様から「より資産価値の高い物件となり、満足している」とお喜びいただきました。
積水ハウスでは、戸建て賃貸住宅や他社物件も含めリノベーションのご提案を行っています。お気軽にご相談ください。
2階に移設したLDKは南側角地を活かし、窓から日差しが差し込む明るく開放的な空間に。対面式のキッチンを採用することで、家族の交流を深める間取りが誕生。
LDKに隣接した2階洋室は、子ども部屋や寝室以外に書斎にもなり、入居者のライフスタイルの多様化に合わせて様々な使い方が可能。
1階に隣接する2つの洋室はスライディングスクリーンを全開すれば広々とした空間に、閉めるとそれぞれ個室になる機能的な間取りに。
1階洋室の一角に設けたL字型のウォークインクローゼットは、空間を広く見せるためにあえて扉は付けず、可動式の棚と組合せて造作。