準工業地帯に都会的な3階建て。地域で際立つ仕様が入居者を魅了。

賃貸住宅の建替

相続対策を検討中の土地。出会いが生んだ新しい正解。

オーナーさまは相続税対策として、築45年の賃貸住宅が建つ土地の再活用を検討されていました。すでに地元業者から高層階で戸数が多いプランの提案を受けていましたが、決め手に欠け、迷われていました。そんな時、お付き合いのあった不動産会社から積水ハウスを紹介されました。ご相談をいただいて、まず考えたのは「入居者の方に長く住んでいただくにはどうしたらいいか」ということでした。

コーナーサッシが目を引く立体感のある外観。凹凸による陰影がいっそうの高級感を生み出す。

高級感ある石貼りのエントランス。ライトアップされると昼間とは違う趣に。

地元を知り尽くしていたからできた、将来を予測した提案。

再活用を検討されていた土地は、将来の宅地化が予想されるとはいえ、まだ小さな工場が立ち並んでいる地域。今後をいかに予測して計画するか、ということが重要でした。近隣の環境やマーケットを知り尽くした設計は「将来、この地域の指標となる建物」をイメージし、入居者層を「共働きの新婚夫婦」に設定。また広島駅から車で約15分という立地を考慮し、一戸に一台の駐車場確保を優先してプランニングを行いました。

明るく開放的なLDKには、使い勝手のよいオープンなペニンシュラキッチンを採用し、空間の広がりを演出。

タイル貼りの壁をアクセントに、シンプルかつシックな空間に。

賃貸住宅で、ここまでできるのか。驚きはオーナーさまと入居者の満足に。

オーナーさまをシャーメゾンの実物件にご案内した際、「賃貸住宅のイメージが大きく変わった」と言葉にされていました。その驚きをこの土地でも形にすべく、ご提案したのは重量鉄骨3階建て12戸の「べレオ」。設計の自由度を活かしたコーナーサッシが印象的で、スタイリッシュな外観と住み心地にこだわった仕様です。高遮音床システム「シャイド55」の全戸採用や、室内の化学物質を極力少なくする「シャーメゾン　エアキス」を採用した部屋も用意するなど、付加価値を付けました。結果、相場より少々高めの家賃設定にもかかわらず、募集を開始してすぐに満室になりました。

コーナーサッシやスリット窓からこぼれる灯りが、入居者をあたたかく迎え入れる。

間取りは夫婦ふたり暮らしをターゲットとした1LDKと2LDKを設定。

思っていた以上の結果に満足しています。

オーナーさまご家族

建築中はできるのが楽しみで、わざわざ前を通ったりしていました。見た目だけでなく材質からして全く違う。すべてが気に入っています。賃貸住宅でこういうものができるとは考えもしませんでした。最初は入居者が集まるか心配でしたが、募集後すぐに全室の契約が決まりました。思っていた以上に良いものを建てていただき、本当に満足しています。
（オーナーさま談）

どうしたら目を引く物件になるかをじっくり考えました。

設計の西本（左）と営業の鶴岡

地域のことはよく分かっていたので、どうしたら目を引く物件に出来るのかをじっくり考えました。すっきりした外観になりがちな他の賃貸物件とは一線を画すデザインと、感度の高い入居者にも長く住みたいと思わせる、内装にもこだわったご提案を出来ました。お引き渡しの日に、地元のテレビ番組で紹介され、オーナーさまと一緒に観たことが、心に残っています。
（営業担当者談）

＜積水ハウス広島シャーメゾン支店＞
営業担当／鶴岡久吉　設計担当／西本徹
＜積水ハウス不動産中国四国＞
賃貸担当／田村保裕