子育て家族のための安全設計と豊かな緑で、思い出の土地に新たな価値を創造。
- 自宅からの建替
震災に見舞われた実家を、新しく活かす選択。
そこは、もともとオーナーさまのご実家があった場所。東日本大震災で被災され、いったんは売却も考えられたといいます。しかし、「祖父母の代から大切にしてきた場所を残したい」という思いから賃貸住宅での土地活用を選択されました。複数社から提案を受けられましたが、明確なコンセプトがあったこと、約3mの高低差がある敷地形状を活かし、大切にしてきた植栽を活用する提案であったことなどを評価いただき、積水ハウスに託していただきました。
「子育て支援」を徹底した空間設計と充実の設備。
敷地は、最寄駅から車で12分という距離ながら、幹線道路にほど近い立地。そこで、「車移動中心の、小さな子どもがいる世帯」に照準を合わせ、子育て支援をコンセプトにプランしました。各住戸には、玄関にベビーカーを置けるバギーピットや、チャイルドロック付きの建具やコンセントカバー、手元でシャワーのオン・オフができ赤ちゃんの入浴にも便利なクリックシャワーなど、細部まで子育て支援に徹底したつくりを採用しました。
既存樹を最大限に活かし、公園のような環境を整備。
子育て支援の考え方は、建物の外にも行きわたっています。敷地中央に設けた広いコモンスペースは、ご実家にあった木々を最大限に活かした緑の公園の趣。子どもたちを見守るお母さんのためのベンチも設けました。敷地の高低差を活かし、低地に駐車場、建物は高台にと振り分け、車と人の動線を分けることで安全性を高めています。緑とともに、家族も健やかに成長していくような、安心の環境が誕生しました。
思い出の土地を、いいかたちで守ることができました。
高台の特徴を活かして、見晴らしと日当たりのいい賃貸住宅ができました。祖父が大事にしていた木々をたくさん残してもらいましたが、緑の多い環境は入居した人にも喜んでもらえるのではないかと思います。永いおつきあいのある近隣の方々にも配慮した敷地計画となり、満足しています。
(オーナーさま談)
土地の特徴を活かし、魅力ある賃貸住宅ができました。
最寄駅から距離のある立地に対し、どう魅力づけするかという課題がありましたが、「子育て支援」というコンセプトを徹底することで明確な差異化ができました。制約のある土地条件のなかで、オーナーさまにご納得いただけるものができたと思います。
(営業・設計担当者談)
<積水ハウス 仙台シャーメゾン支店>
営業担当/丹野拓史
<積水ハウス 埼玉南支店>
設計担当/牛山聖子
物件概要
構造 | ユニバーサルフレーム・システム(軽量鉄骨造) |
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規模 | 3棟12戸 |
敷地面積 | 2036.38㎡ |
延床面積 | 720.10㎡ |
間取り | 1LDK 2LDK |
所在地 | 宮城県仙台市 |
※掲載の写真には、一部標準仕様以外の特殊設計が含まれている場合があります。
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