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地域・社会
地域・社会街づくり
社会とのコミュニケーション
 住まいを通じて社会に貢献する企業として、当社の製品や環境・社会的活動についての情報を公開し、お客様はもとより広く社会の方々とのコミュニケーションを進めています。当社の住まいづくりに対する姿勢と技術をお伝えするために「納得工房」や「住まいの夢工場」といった体験型施設を各地に設けたり、環境報告書の発行や環境広告を通じた情報発信を行っています。また、生き生きとした社会づくりに貢献するため、コミュニティを重視した街づくりにも力を入れています。
 
生活リテラシーブックの発刊〜住まいに関するノウハウの提供
 「自分流の豊かさを見つける才能。」というテーマで、2004年9月に「生活リテラシーブック」という雑誌スタイルの本を創刊しました。リテラシーとは、OECDの拡大した定義によれば「生きるために必要な知識・技能・教養」。当社はこれに基づき、「生活リテラシー」という言葉に「暮らしと住まいをより豊かにする力」という意味をこめています。

 創刊号では、地震の科学から住まい、暮らし、そして自然環境など、さまざまな視点から「防災」にアプローチ。今日から役立つノウハウやご家族で話し合えるテーマを、満載しています。震災に関して他人にすべて頼るのではなく、自分自身や家族に対して何ができるのかを考えるきっかけを提供するのがねらいです。現在、一部書店および当社ホームページ上で販売され、防災意識啓発ツールとして広く活用されつつあります。
※経済協力開発機構

生活リテラシーブック創刊号の表紙画像 生活リテラシーブック創刊号
“ life hazard 住まいと暮らしの防災 ”

環境報告書の発行
 ステークホルダーの方々に当社の考え方やさまざまな取り組みを知っていただくために、2000年度より環境報告書「ECO WORKS」を発行しています。年々記載内容が充実、内外の評価も高まりつつあるなか、「ECO WORKS 2004」が(財)地球・人間環境フォーラム主催「第8回環境コミュニケーション大賞」において「環境報告書優秀賞」を受賞しました。

 本大賞の環境報告書部門には319社が応募、当社は優秀賞14社のうちの1つとして選ばれました。「住まいが変われば社会が変わる」という言葉に代表されるトップコミットメントのメッセージ性や、持続可能な社会へのビジョンと取り組みの方向性が明確であることなどが評価されました。2005年度からは「サステナビリティレポート」とし、社会・経済面の記載情報の充実を図っています。

環境コミュニケーション大賞表彰式の写真 「ECO WORKS 2004」表紙画像
環境コミュニケーション大賞表彰式   ECO WORKS 2004

環境広告の掲載
 当社は定期的に新聞や雑誌などの媒体に環境広告を掲載しています。環境に対する取り組みや考え方をよりわかりやすい形で発信することで、社会の皆様から取り組みに対するご意見をいただくきっかけになると考えているからです。いただいたご意見は、具体的な環境取り組みを進めるためのヒントとしています。また広告を通して社外にメッセージを発信することによって、従業員の環境に対する責任意識が強化されるという側面もあります。

「日経エコロジー」に掲載した広告の写真
「日経エコロジー」2004年2月号・4月号・2005年1月号
(日経BP社発行)


住まいの夢工場〜住まいに関する体験型提案学習施設
 「生産拠点でも顧客説明に参加するという姿勢が不可欠」という考えにのっとり、体験型提案学習施設「住まいの夢工場」を開設しています。2004年4月に東北工場での「住まいの夢工場」が完成し、主要5工場すべてに設置されたことになります。東北工場では「住まい安全の国」「住まい快適の国」「暮らし創造の国」などのテーマ館からなる施設が充実しています。また山口工場「住まいの夢工場」は、2004年度リニューアルオープンを果たしました。楽しみながらも現実的に学び、住まいに関するさまざまな性能を体験していただける施設として好評です。2004年度は全国主要5工場すべてにおいて、震度7の揺れと免震住宅の効果を体感できる「安震館」をオープンし、防災意識を啓発するための取組みに注力しました。

東北工場住まいの夢工場の写真 東北工場住まいの夢工場

納得工房
 納得工房は、1995年に開設した当社の総合住宅研究所内の施設です。一般の住宅展示場のような視覚情報だけでなく、訪れた人が実際に手で触れ、身体で感じとるなど、五感をフルに活用することで、主体的に住まいの知識を得ることができると同時に、その体験は、隣接するハートフル研究所や技術研究所において分析・研究されることで、当社の住まいづくりに反映されています。

 どんな暮らしがしたいのかを再発見する「住まいのテーマ発見ゾーン」、加齢による身体変化や障がいを持つ方の暮らしを体験し、学ぶことができる「生涯住宅ゾーン」、入浴体験ができる「アクアランド」、環境と情報化の視点を取り入れた「設備ゾーン」、防犯への工夫を比較体験できる「防犯ゾーン」、敷地全体のプランを実物大でシミュレーションできる「敷地まるごと体験ゾーン」などをご覧いただけます。住宅を購入する際、設計図や写真などで判断するだけで、実際に体験してから買うことが難しい現実の中で、さまざまな体験を通して住まいづくりを考えることができます。

 また、納得工房には年間約3万人の方が訪れますが、そのうち半数程度が学校関係者などを含む一般の方です。実際に家を建てられる方だけではなく、社会に広く住まいの体験を提供している施設でもあります。
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