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居住時のCO2排出量のうち、約3割が冷暖房によるものです。冷暖房エネルギーの削減には住宅の高断熱化が欠かせないと考え、当社では住宅品質確保促進法(品確法)の定める断熱性能の最上等級をクリアする「次世代省エネルギー仕様」の採用に努めてきました。これは一般的な住宅と比較して冷暖房に伴う年間CO2排出量を約35%削減することができる断熱仕様です。当社では2003年8月にすべての新築戸建住宅に標準採用し、今年度は建設された戸建住宅の100%を次世代省エネルギー仕様とすることができました。今後は新築戸建住宅の更なる断熱性能向上の検討に加え、既築物件の断熱改修についても検討を進めていきます |
■次世代省エネルギー仕様の採用率
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約70万戸にもおよぶ当社既築住宅の断熱性能向上に関する取り組みを進めています。2004年度には総合住宅研究所にて25年以上前に建てられた住宅を再現し、断熱改修の効果を把握する目的で実物大の実験を行いました。そこで得られた知見をもとに技術社員向けの技術マニュアル作成や、営業社員向けの体験研修を実施。実物件についても、NEDO※の助成制度では36棟の断熱改修に関する申請が受理されました。また、特に断熱改修効果が期待できる開口部について、今年度は1,773枚の窓を単板ガラスから高性能ペアガラスに変更し、断熱性能の向上に努めました。 |
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独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
■サーモデータ
仕様 |
旧省エネ基準(リフォーム前) |
断熱リフォーム(開口部リフォーム) |
アルミサッシ
(単板ガラス) |
断熱アルミサッシ
(高性能遮熱断熱ペアガラス) |
暖
房
開
始
時 |
外部-15℃
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外部-15℃
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1
時
間
半
後 |
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3
時
間
後 |
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開口部の断熱性能を高めることで、エネルギー消費量を削減するだけでなく、窓面の温度が高く保たれることにより、コールドドラフトの軽減や窓辺の寒さを和らげます。 |
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