当社総合住宅研究所内にある「納得工房」では、人間性豊かな住まいと住環境をつくるために、生活者とともに体験・検証する「生活体験学習基地」として、1990年の開設以来50万人を超える来館者が訪れています。そして、その半数以上の方々は住まいづくりを体験的に学ぶことを目的に来館されています。
「納得工房」は見るだけでなく、手で触れたり、身体で感じるなど、五感をフルに使って住まいについて学べる施設です。社会見学の場として小学生から大学生・専門学校生まで幅広く公開し、建築だけではなく生活や福祉などの学習施設として多数活用されており、2005年度は5,000人を超える学生の皆さんが全国各地より見学に訪れました。
学習プログラムのひとつ「住まい体験学習」では、建築系・生活科学系・デザイン系の大学生を対象とし、学校種別による推奨コースを設定して案内するなどの工夫をしています。2005年度は約300名の学生が受講し、特に生涯住宅ゾーンでは、「GARO体験」と呼ばれる拘束器具や車いすなどを使用した障害・老化・一時的ケガなどの身体的状態の擬似体験ができ、福祉や医療関係の各種学校や大学生の来館が増加しています。徒歩5分の場所に宿泊施設もあり、遠方からの参加者も受け入れています。
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