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生物多様性の保全 豊かな自然と生物多様性を次世代に残したい
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ビオガーデンとは
ビオガーデンに植える樹は、生き物が喜んで利用するという視点で日本の原種や在来種にこだわって選んでいます。それが「5本の樹」であり、「3本は鳥たちのために、2本は蝶たちのために」という思いを込めています。

ビオガーデンづくりの5つの知恵

1.樹木
里山の雑木林のように、落葉樹を中心として常緑樹や高低さまざまな木を混ぜて構成することにより、多くの生き物が利用できる庭となります。

2.水辺
自然の風景に倣って緑や光をデザインします。ほんの小さな水辺でも、多くの生き物の「生命の水」となります。

3.垣
「5本の樹」を用いることを基本に、その土地の風景と調和する生垣を設けます。年月とともに美しく育ち、独特の味わいを醸しだすようになります。

4.自然石
石の表面には時を経るごとにコケや地被類があらわれ、美しい変化を見せてくれます。人工物にはない複雑な形状が庭の自然をより豊かにします。

5.下草
ふるさとの自然に馴染む山野草をおすすめしています。小さな生き物に棲み家を提供し、庭のデザインの完成度も高まります。

里山のネットワーク
自分の棲む地域を俯瞰で見ると、林や公園、庭などの緑が点在しています。鳥や蝶は、そのわずかな緑の点と点を結んだグリーンロードをたどって移動します。住まいの庭は、小さな点にすぎなくても、そこはすでに小さな命にとってかけがえのない憩いの場です。さまざまな命が集まる「ビオガーデン」は、地域の生態系を守る里山ネットワークの一部なのです。

里山とは
薪や肥料などの採取地となってきた雑木林をはじめ、それとつながる田んぼや畑、小川や池など、人の暮らしと関わりが深い身近な自然のこと。里山は絶滅危惧種を含む多くの生物の生息空間となっており、多様性を支える重要な役割を果たしています。
クスノキに産卵するアオスジアゲハ

花の蜜を目当てに訪れるメジロ
関係者コメント

環境NPO シェアリングアース協会 藤本和典氏
環境NPO
シェアリングアース
協会

藤本 和典氏
   以前、ある自然保護団体で野鳥を中心とした庭づくりのキャンペーンを担当したのですが、当時その団体が呼びかけて登録・実施できた庭は約300ヵ所で、力不足を感じました。しかしデータや工夫が得られ大変良い経験になりました。この経験を活かして積水ハウスのビオガーデン計画に関わりましたが、企業イメージ向上のための緑化ではなく、次世代に橋渡しできる本物の環境づくりとして取り組んでおられるのは素晴らしいと思います。今までに植栽された樹の数だけを見ても、質・量ともに自然保護に大きく貢献しているでしょう。企業の力を活かした自然保護として、野鳥や蝶などの命のみなぎる庭づくりを進めていただきたいと思います。
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