2003年度のわが国の不法投棄の現状を見ると、産業廃棄物の不法投棄の約50%が建設廃棄物となっています※。不法投棄された廃棄物は、水質や土壌、大気汚染など環境に負荷を与えるだけでなく、除去にかかる経済的損失、処理施設の設置の困難化など深刻な問題を引き起こしています。積水ハウスは住宅メーカーとしてこれらの問題にいち早く取り組み、2002年5月に住宅部材を生産するすべての工場でゼロエミッションを達成。
続いて2005年度末までには住宅を建設するすべての新築現場でゼロエミッションを達成することを目標として現在その活動を全国に展開しており、2005年1月現在ですでに58%の事業所で新築現場ゼロエミッションを達成しています。私たちは、ただ単にリサイクル業者に廃棄物の処理を委託するだけでは十分な責任を果たしているとは言えないと考え、社内の廃棄物処理システムを根本から整備しなおし、より高いレベルのゼロエミッションを実現するための取り組みを進めます。 |