サイトナビゲーションローカルナビゲーションコンテンツインフォメーション
トップ > パフォーマンスデータ > 環境価値 > 居住時のCO2排出削減の取り組み1
サイトマップ

取り組み一覧
居住時のCO2排出削減の取り組み1
住宅のエネルギー消費生産時のCO2排出削減の取り組み
輸送時のCO2排出削減の取り組み居住時のCO2排出削減の取り組み1
居住時のCO2排出削減の取り組み2
居住時のエネルギー消費
 住宅1棟のライフサイクルCO2排出量のうち、約7割が居住時に由来します。居住時のエネルギー消費量削減は、地球温暖化防止のために欠かせないことであると同時に、お客様の暮らしに直接影響を与えることから、当社はこれまで断熱性能向上や太陽光発電システムの開発、省エネルギー機器の導入などを通じて、この課題に重点的に取り組んできました。今後も住宅メーカーとして、豊かで快適な暮らしを保ちながら、地球環境への負荷を削減するために、暮らしとエネルギーの関係を考えていきます。

省エネ・防災住宅〜防災という視点で省エネを捉えた住宅
 2004年12月、「省エネ・防災住宅」を発表しました。太陽光発電や蓄電池、雨水タンクなどのさまざまな技術を組み合わせることによって、普段は省エネ・節水、被災時には水やエネルギーを確保し、自立した生活を可能にする住宅です。また、地震の揺れから住まいと人を守る免震装置も装備。高い省エネ性能に加え、省エネの意義を防災の観点から見直したことが省エネの価値を高めたと評価され、平成16年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。年間のCO2排出量は従来住宅の3,981kg‐CO2に対して、「省エネ・防災住宅」では2,167kg‐CO2となり、46%の削減が可能です。

省エネ・防災住宅外観のイメージ
省エネ・防災住宅外観

平成16年度省エネ大賞 「省エネルギーセンター会長賞」受賞
平成16年度省エネ大賞
「省エネルギーセンター会長賞」受賞

一般的な住宅と「省エネ・防災住宅」のCO2排出量の比較
一般的な住宅と「省エネ・防災住宅」のCO2排出量の比較のグラフ

次世代省エネルギー仕様の標準採用〜快適性と環境負荷軽減の両立
 居住時のCO2排出量のうち、約3割が冷暖房によるものです。冷暖房エネルギーの削減には住宅の高断熱化が欠かせないと考え、当社では住宅品質確保促進法(品確法)の定める断熱性能の最上等級をクリアする「次世代省エネルギー仕様」の採用に努めてきました。これは一般的な住宅と比較して冷暖房に伴う年間CO2排出量を約35%削減することができる断熱仕様です。当社では2003年8月にすべての新築戸建住宅に標準採用し、今年度は建設された戸建住宅の100%を次世代省エネルギー仕様とすることができました。今後は新築戸建住宅の更なる断熱性能向上の検討に加え、既築物件の断熱改修についても検討を進めていきます。

次世代省エネルギー仕様の採用率
次世代省エネルギー仕様の採用率のグラフ

断熱改修の推進〜既築住宅に対するCO2排出量削減
 約70万戸にもおよぶ当社既築住宅の断熱性能向上に関する取り組みを進めています。2004年度には総合住宅研究所にて25年以上前に建てられた住宅を再現し、断熱改修の効果を把握する目的で実物大の実験を行いました。そこで得られた知見をもとに技術社員向けの技術マニュアル作成や、営業社員向けの体験研修を実施。実物件についても、NEDOの助成制度では36棟の断熱改修に関する申請が受理されました。また、特に断熱改修効果が期待できる開口部について、今年度は1,773枚の窓を単板ガラスから高性能ペアガラスに変更し、断熱性能の向上に努めました。
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構

開口部(窓)の断熱改修の実績  
開口部の断熱改修の実績のグラフ 断熱改修の実験の写真
断熱改修の実験

サーモデータ
仕様 旧省エネ基準(リフォーム前) 断熱リフォーム(開口部リフォーム)
アルミサッシ
(単板ガラス)
断熱アルミサッシ
(高性能遮熱断熱ペアガラス)





サーモデータ1
外部-15℃


サーモデータ2
外部-15℃






サーモデータ3


サーモデータ4





サーモデータ5


サーモデータ6

開口部の断熱性能を高めることで、エネルギー消費量を削減するだけでなく、窓面の温度が高く保たれることにより、コールドドラフトの軽減や窓辺の寒さを和らげます。

省エネ設計の換気システム〜自然の力を利用する技術を標準化
 シックハウス対策として建築基準法では適正な換気量が常時確保できる換気システムの設置が義務付けられています。換気システムは常時運転しているため、省エネに配慮した設計が必要です。当社では室内外の温度差を利用した「自然換気」と「機械換気」を組み合わせたハイブリッド換気システムをメーカーと共同開発し、その採用を進めています。

 2004年度には「ハイブリッド換気システムIII」を11,322台出荷しました。これにより一般的な換気システムと比較して年間約788t-CO2のCO2排出量を削減したことになります。「ハイブリッド換気システムIII」は、優れた省エネ性能が評価され、2003年度に省エネルギー大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しています。

「ハイブリッド換気システム|||」システム概念図
「ハイブリッド換気システム|||」システム概念図

定風量制御のしくみ
室内外の温度差の大きい冬季や風の強いときは、自然の換気力をダンパー制御により抑制し、夏季など自然換気量が不足する場合は、ファンの回転数を高めるなど、細かなファン制御により必要な換気量を確保します。
定風量制御のしくみの図

ハイブリッド換気システム出荷台数
ハイブリッド換気システム出荷台数のグラフ
省エネ効果の比較
省エネ効果の比較のグラフ
※ハイブリッド換気システムI・IIも含む  
ページの上へ
住宅のエネルギー消費生産時のCO2排出削減の取り組み
輸送時のCO2排出削減の取り組み居住時のCO2排出削減の取り組み1
居住時のCO2排出削減の取り組み2