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新築現場における廃棄物削減
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新築現場における廃棄物削減の取り組み
 新築現場では部材を加工した際の端材や梱包材、養生材は廃棄物となっていました。このような廃棄物を削減するため、部材をあらかじめ工場でカットするプレカットや、梱包材を回収して何度も使用するリターナブル梱包などをモデル事業所で展開し、これらの取り組みで効果のあったものは水平展開しています。

 2005年度の1棟当たりの廃棄物排出量は1,884kg/棟でした。2005年7月に新築現場ゼロエミッションを達成し、これらはすべてリサイクルされるようになりました。今後は発生量そのものを減らすための組織横断的な取り組み「リデュース(発生量抑制)プロジェクト」を発足させ、削減していきます。
新築現場1棟当たりの廃棄物排出量

基礎工事での省資源化
 住宅の基礎は、一般的には木製の型枠を使ってコンクリートを流し込んで成型する手法が取られて大量のコンクリート型枠が廃棄されます。当社では、繰り返し使用可能な鋼製型枠「メタルフォーム」や、再生樹脂を100%使用した「エコカルフォーム」を採用しています。 さらには基礎を貫通する配管用の穴(スリーブ)を形成するための型材(ボイド)に、従来は紙製で使い捨てのものを使用していましたが、これも繰り返し使用可能な「メカスリーブ」を採用し、廃棄物発生を抑える取り組みを行っています。
メカスリーブ 何度も繰り返し使えます   配管用スリーブ

   
従来品    

リターナブル梱包の導入
 新築現場に運び入れる設備機器などは、住宅に設置されるまでに傷つかないよう、段ボールや緩衝材で梱包されています。これらの梱包材は使用後、新築現場からの廃棄物となります。新築現場ゼロエミッション達成後、現場での廃棄物発生量の削減が重要であると考え、繰り返し使用できるリターナブル梱包の導入を積極的に展開しています。

 2005年度は、給湯器および一部キッチンセットについては、リターナブル梱包を全国で実施。加熱機器類、レンジフード等の設備機器についても順次リターナブル梱包を進めています。 リターナブル梱包の導入により、キッチンセットはセット当たり約40kgの段ボールが、給湯器はセット当たり約4kgの段ボールと緩衝材が削減可能となります。
リターナブル梱包 何度も繰り返し使用できます。

部材のプレカット
 工業化住宅では、住宅部材が工場で加工される割合が高いため、新築現場で部材の加工によって発生する加工端材は比較的少ないのですが、部材によっては現場で割付や細かな切り欠き加工を行っています。このなかで、あらかじめ工場で加工することによる端材削減効果が高いと見込めるものについてプレカット化を検討してきました。

 これまでにプレカット対象部材として設定したのは、床パネルや床下地板、内壁枠などで、これによって新築現場から発生する木材の廃棄物が削減できました。また、屋根の隅棟部分で斜めにカットすることが必要な瓦についてもプレカットすることで、重量の大きな窯業系の廃棄物も削減しています。今後もプレカットの導入範囲を広げていきます。
2階床下地のパーティクルボード
出入隅部分にも対応したプレカット
  床パネルのプレカット
柱部分の切り欠き部分にも対応
屋根瓦のプレカット 隅棟部分に対応したプレカット
   

施工手順の変更による石膏ボードの端材削減
 新築現場で最も大量に発生するのは石膏ボードの端材で、全社排出量は年間約18000トン。これは、2000年度調査時の約3分の2です。削減できた要因として内装の下地工法を根本的に見直したことがあげられます。従来は間仕切壁の石膏ボードを施工した後に天井の石膏ボードを張っていましたが、天井の石膏ボードを先に施工することで、従来工法に比べ石膏ボードをカットする部分が少なくて済み、端材の発生量が削減されます。また、作業スペースが広く確保できるなど作業効率面でのメリットもあります。当社ではこの新たな工法を「NS-II 工法」と名付け、採用拡大につとめています。
 また、端材をなるべく出さないように納入された材料を効率的に使用するための施工手順の工夫なども検討中です。

NS工法による施工の写真
NS-II工法による施工
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