2000年度から5カ年計画で実施された経済産業省の資源循環型住宅技術開発プロジェクトに参画し、さまざまな技術開発を行ってきました。 例えば地下水を利用し、熱交換を行う地下水利用冷暖房システム。年間を通じて温度の安定している地下水を利用することで、居住時のCO2排出量の約3割を占める冷暖房エネルギーの低減を図ります。室外機からの熱風の吹き出しがないため、ヒートアイランド現象の緩和への効果も期待されます。 また、住宅の解体時に出る廃ガラスを、床材や壁材に再生し有効利用する技術も開発しました。建設系の廃ガラスは、これまで使い道がほとんどありませんでしたが、樹脂やゴムなどの不純物が混ざっていても利用でき、広範な用途に使用できます。これらの技術は、アネックス・ラボで実証実験を行い、実用化に向け検討を進めています。 |