東京都内から北上、栃木県北まで伸びるJR宇都宮線
電車の運転系統は「宇都宮」駅を境に分離
JR宇都宮線は「東京」駅と「黒磯」駅を結び、東京都、埼玉県、茨城県、栃木県の1都3県を通過する長い路線。「赤羽」駅の北で荒川を渡ると埼玉県、「栗橋」駅の先で利根川を渡ると茨城県に入る。茨城県内のJR宇都宮線の駅は「古河」駅のみで「野木」駅からは栃木県になる。
東京都内からの電車は「古河」駅や「小金井」駅、「宇都宮」駅行きが多く、「宇都宮」駅から「黒磯」駅間は折り返し電車が中心となる。「宇都宮」駅以南の電車はJR上野東京ライン、JR湘南新宿ラインへの直通電車もあり、「東京」駅や「新宿」駅にもアクセスしやすい。
「東京」駅と「宇都宮」駅の所要時間は1時間50分前後だが、「小山」駅、「宇都宮」駅、「那須塩原」駅からは東北新幹線も利用可能で、東京都内へスピーディーにアクセスできる。
JR宇都宮線で唯一茨城県内となる「古河」駅
「古河」駅はJR宇都宮線で唯一茨城県内に所在し、両隣の駅はそれぞれ埼玉県と栃木県であるため、隣接する3駅で所在県が変わる。
「古河」駅周辺にはグルメスポットやショッピング施設があり、暮らしの利便性も高い。少し足を伸ばすと「渡良瀬遊水地」、「古河公方公園(古河総合公園)」など豊かな自然を感じられるスポットもあり、うるおいを感じられるだろう。
東西南北に路線が伸びる「小山」駅
栃木県小山市の「小山」駅には東北新幹線、JR宇都宮線、JR水戸線、JR両毛線が乗り入れ、栃木県南部のターミナル駅となっている。「小山」駅周辺には「ロブレ」や「VAL(バル)小山」などショッピング施設も多い。
「小山」駅西口周辺は日光街道の宿場町として発展した歴史があり、日光街道沿いを中心に歴史を感じられるスポットも残る。
栃木県の中心地として栄えた「宇都宮」駅周辺
栃木県宇都宮市は栃木県の県庁所在地で、今も栃木県の中心地として重要な役割を果たす。「宇都宮」駅周辺には「東武宇都宮百貨店」、「宇都宮PASEO(パセオ)」、「トナリエ宇都宮」といったショッピング施設が集まり、多彩な買い物を楽しめる。
その名の通り、「宇都宮」駅の東にある「宇都宮駅東公園」には「駅東公園プール」があり、夏には多くの人でにぎわう。園内の「ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)」はプロバスケットボールチーム「宇都宮ブレックス」の本拠地にもなっている。
閑静な佇まいで暮らしを楽しめる
東京都内から離れるにつれ緑が増すJR宇都宮線。主要駅周辺にはショッピング施設が集まるほか、歴史や自然を感じられるスポットも多く、落ち着いた環境で暮らせる沿線といえよう。