いきいきとした活力あふれる会社でありつづけ、お客様に価値ある住まいづくりの提案ができる。そのためには、従業員が職務に追われるのではなく、仕事や人生に前向きな活力を持ち、家族をはじめ、周囲にも目配りができる「ゆとり」と、やりがい、生きがいといった精神的な充足感を得る「豊かさ」の両方をつねに持つことが欠かせません。
その改革の志を持ち、2005年2月、人材公募制度により全国の多職種から6名が、人事部に集いました。しかし、このプロジェクトの主役は、全国の事業所それぞれのプロジェクトメンバーであり、全従業員です。住宅の仕事は、お客様の一生の財産と暮らしに関わるため、お客様のご都合が優先されることが多くなります。そのため業務の効率化や残業時間の短縮は、簡単ではありません。そこで、全社目標や施策を掲げるだけでなく、全国の従業員が参加し対話をしながらの業務改革を進めることを重視しました。
このプロジェクトは、新たな価値を創出しつづける人材を育てる環境づくりと、その結果「人間力」の向上によって、お客様にも、従業員の家族や地域社会にも価値を創出できる人材を輩出しつづけることを目的にしています。
営業・設計・現場監督・管理・総務などチーム間の業務の連携のあり方や業務プロセスの見直しなど、課題は多岐にわたっています。月末の業務集中などまだ改革途中ですが、1年を経てゆっくりと着実に取り組みが進んでいます。 |