マテリアルバランス 東北工場

積水ハウス東北工場における2019年度の使用エネルギー、資源使用量等を報告するとともに、工場で取り組んでいるCO2排出量削減、資源循環、生態系ネットワークの復活等の環境活動や社会貢献活動を紹介します。

写真:東北工場

〒981-4122
宮城県加美郡色麻町大原8番地
設立年月-1997年8月
工場総面積-121,458m²
工場主要建物総面積-60,420m²
最大生産能力-300棟/月

主なエネルギー・資源使用量

エネルギー・資源 単位 使用量
電気 MWh/年 5,613
灯油 kl/年 0.6
軽油 kl/年 0.7
バイオディーゼル燃料 kl/年 0.2
LPG t/年 1,078
上水 千m³/年 24.9

排出物発生総量および主要品目(単位:t)

排出物 総量(t) リサイクル率 マテリアルリサイクル率
総量 2,905.9 100% 98.7%
廃プラスチック 46 100% 39.6%
木くず 7.8 100% 0.0%
金属くず 229.8 100% 100%
ガラス陶磁器くず 2,488.8 100% 100%
排出物 総量(千m³) 河川(千m³) 下水道(千m³)
排水 25.3 25.3 -

大気分析結果

排出物 単位 実測値 法規制値 自主基準値
NOx ppm 16未満 180 60
SOx Nm³/h 0.023未満 17.5 0.175
ばいじん g/Nm³ 0.005 0.25 0.025

水質分析結果

排出物 単位 実測値 水濁
法規制値
条例/
協定等
自主
基準値
最大数値
(参考)
PH - 7.4 5.8~8.6 5.8~8.6 5.9~8.5 7.7
全クロム mg/l 0.1未満 2 - 1 0.1未満
mg/l 0.1未満 3 - 1.5 0.1未満
フェノール mg/l 0.1未満 5 - 2.5 0.1未満
n-Hex mg/l 0.5未満 5 5 3 0.5未満
マンガン mg/l 0.1未満 10 - 5 0.1未満
mg/l 0.1未満 10 - 5 0.2
フッ素 mg/l 0.5 8 - 4 1
BOD mg/l 2.8 120 20 20 4.6
SS mg/l 150 150 60 14.4
大腸菌 個/cm³ 3,000 3,000 1,500 900
亜鉛 mg/l 0.2 2 - 1 0.5

特に記載のないものは報告対象期間である2019年2月~2020年1月の調査データです。

1. 生産時のCO2排出量削減の取り組み

 2019年度は、大型蓄電池の更新による補器電力削減、外壁材加工事務所のガスヒートポンプエアコン更新による消費電力削減などの設備面からの取り組み、昨年に引き続き電着工程の計画停止や生産設備の省エネ運転など運用面による省エネを進め、CO2排出量の削減を推進しました。

 また、輸送CO2排出量削減の取組みとして大熊福祉関連施設を始め大型物件を中心に複数棟配送など積載効率を向上させトラック台数を集約、また内装出荷作業を工場内に取り込み(テント倉庫新設) 内外装積み合わせることにより積載効率の向上を図ることで、CO2排出量の削減を図りました。

写真:大型蓄電池(改修後)

大型蓄電池(改修後)

写真:新設したテント倉庫

新設したテント倉庫

2. 資源循環の取り組み

 本工場生産廃棄物の過半を占める木造住宅シャーウッドで使用する陶版外壁ベルバーンの製造設備の良品率向上に重点を置き、蓄積している工程運転データの解析により品質不良率削減し、これにより廃棄物を削減する取り組みを進めています。

 また、新築施工現場の副産物削減では、シャーウッド外壁のプレカットを全国展開し、新築住宅施工現場の省力化によるCO2削減と廃棄物削減に継続して取り組んでいます。

3. 生態系ネットワークの復活・社会貢献活動

 例年実施しているボランティア活動として、5月25日に開催された「岩沼市千年希望の丘植樹祭&収穫祭」に42人が参加し、育樹作業(敷き藁)を行いました。また、10月27日には宮城県黒川郡の大郷町ボランティアセンターで、台風19号被害にあわれた地域の災害ボランティア活動に62人が参加しました。今後とも地域のニーズに沿った活動を継続実施し、社会貢献に努めていきます。

写真:育樹作業の様子

育樹作業の様子

写真:災害ボランティア活動

災害ボランティア活動