ステークホルダーエンゲージメント 株主・投資家の皆様とのコミュニケーション

株主・投資家の皆様をはじめとするあらゆる
ステークホルダー

ステークホルダー

企業活動がかかわる顧客(消費者)、従業員、株主、取引先、地域社会、行政機関などに属する個人・集団などの利害関係者。

に対して、財政状態・経営成績等の財務情報のほか、経営方針やCSR、
ESG

ESG

環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字を取ったもの。今日、企業の長期的な成長のためには、ESGが示す三つの観点が必要であるという考え方が世界的に広まっており、企業の株主である機関投資家の間でも急速に広がっている。

に関する活動等の非財務情報を積極的かつ公正に開示しています。また、中期経営計画を策定し、年度別決算資料としてその進捗の開示も行っています。
株主・投資家の皆様とは建設的な対話を促進しており、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のため、株主・投資家の皆様からの意見を真摯に受け止め、適切に経営に反映させています。対話に当たっては、投資判断等に影響を与えると思われる重要情報について、選択的開示を行わず、インサイダー取引防止を目的とした社内規定を遵守し、情報管理を徹底しています。

説明会・見学会の開催

 個人投資家に対しては、各地で開催している会社説明会・セミナーなどを通じて、事業内容への理解を深めていただく機会を設けています。積水ハウスの企業・
IR

IR

Investor Relationsの略称。企業が投資家に対して、財務や経営の状況、業績動向などを開示する活動。投資家向け広報ともいわれる。

情報を掲載したホームページには個人投資家や、これから当社の株式保有を検討されている方などを対象に、事業内容や業績について分かりやすく解説しているページを設けています。また、株主向けの事業報告書「ビジネスレポート」においても、経営戦略や経営計画について分かりやすく説明しています。
 さらに、企業・IR情報のホームページ上で、アナリスト・機関投資家向け説明会(決算説明会、経営計画説明会)の要旨(和文・英文)を掲載し、フェアディスクロージャーの推進に努めています。2019年度は、事業内容や業績について分かりやすく解説する英語版「Sekisui House at a glance」の開設や、「ビジネスレポート」の英語版のホームページ掲載を通じ、英文による情報開示の充実を図りました。

 株主様向けの見学会は2014年度から毎年開催しており、2019年度は山口工場(山口)で開催しました。AIやIoT技術を駆使し省人化・効率化を実現する最新の生産工程やゼロエミッション達成に貢献する資源循環センター、「住まいの夢工場」等を体験・見学いただきました。このほか、業績説明と質疑応答の時間を設け、当社の技術力や経営戦略について理解を深めていただく見学会となりました。

 機関投資家様向けの勉強会や見学会も定期的に実施しています。2019年度は、「積水ハウスのESG経営」についての説明会や「賃貸住宅事業」に関するセミナーを開催し、当社の競争優位性についての理解を深めていただきました。

写真:「個人投資家の皆様へ」トップ画面(積水ハウス 企業・IR情報 ホームページより)

「よくわかる積水ハウス」トップ画面
(積水ハウス 企業・IR情報 ホームページより)

写真:株主様見学会での、AIやIoT技術を駆使したスマートシステム搭載の最新の生産工程を見学

株主様見学会での、AIやIoT技術を駆使したスマートシステム搭載の最新の生産工程を見学

写真:IRプレゼンテーション(業績説明)および質疑応答の様子

IRプレゼンテーション(業績説明)および質疑応答の様子

単元株

 株主・投資家の皆様にとって投資しやすい環境を整備し、株式の流動性の一層の向上を図ることを目的に、2013年12月2日に単元株式を100株へ変更しました。

インターネットによる議決権行使

 株主総会の開催に当たり、総会に出席できない株主様を対象に、書面のほかインターネットからの議決権行使を実施し、利便性の向上に努めています。

株主様への利益還元 ~平均配当性向 40%~

 当社は株主価値の最大化を経営における重要課題の一つと認識しており、持続的な事業成長による1株当たり利益の成長を図ることはもとより、各年度における利益またはキャッシュ・フローの状況や将来の事業展開等を総合的に勘案し、中期的な平均配当性向を40%以上とするとともに、機動的な自社株式取得を実施することで株主価値向上に努めます。成長投資の推進と株主還元の充実を図ってまいります。

 2019年度は、前期比2円増配となる年間81円の配当を実施しました。

配当金(円)

グラフ:配当金(円)

写真:新潟県魚沼産こしひかり

株主優待贈呈制度

2009年度より、決算期末現在(毎年1月31日)1,000株以上の当社株式を保有する株主様を対象として「魚沼産こしひかり5㎏」を贈呈しています。


贈呈品の寄贈

株主様へ贈呈する「魚沼産こしひかり」は、株主様の辞退や転居先不明などの理由で返却されるケースがあります。これらについては、株主様のご理解のもと、障がい者福祉施設や高齢者福祉施設・団体等へ、制度導入時から寄贈しています。


2019年度の寄贈 11施設・団体 計4,565kg