社会貢献活動 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」と積水ハウスの共創プログラム「対話のある家」

2013年に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」のとの共創プログラム「対話のある家」を開設。「DID」は、視覚障がい者の案内により、完全に光を遮断した暗闇の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテイメントです。「純度100%の暗闇」の中で、住まいにおける 様々な生活シーンを体験し、日常では得られない気づきやコミュニケーション向上の機会を広く提供しています。これまで世界50カ国以上で開催され、日本では22万人以上の人々が体験しています。

関西唯一の常設会場「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」を開設

図:「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」

 情報受発信拠点「SUMUFUMULAB(住ムフムラボ)」(グランフロント大阪)で定期開催している「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」との共創プログラム「対話のある家」は、関西唯一のDID常設会場として、2019年に6周年を迎えました。

 DIDは、1988 年にドイツで哲学博士アンドレアス・ハイネッケが発案し、世界50カ国以上で開催、800万人以上が体験した「ソーシャルエンターテイメント」です。参加者は完全に光を遮断した空間(純度100%の暗闇)の中へグループを組んで入り、視覚障がい者のアテンドのもと、中を探検し、日常では得られない気づきやコミュニケーションを体験します。

 当社では2013年の開設以来、世界で唯一「家」「家族」をテーマに展開する「対話のある家」として、季節に沿って家族や暮らしに焦点を合わせた独自プログラムを提供し、約7年で2万1000人以上が体験しました。

 参加者からは、「自分の『心』をつかって話すこの経験を今後伝えていきたい」など、人の声の温かさ、コミュニケーションの大切さ、視覚以外の感覚がはぐくむ「心地よさ」などについて多くの感想が寄せられています。来場者アンケートからも「また来たい」の項目が9割以上を占めるなど高い人気を得ています。

 「生涯住宅」の思想のもと、長年にわたり取り組んできた「スマート ユニバーサルデザイン」などの研究活動を通じ、今後も「感じる力」「関係性の回復」「多様性を認める」を目的に、DIDを通じて対話する場を提供し、社会にとって価値ある体験を広げていきます。

写真:DIDを開催する「住ムフムラボ」

DIDを開催する「住ムフムラボ」