バリューチェーンを通じた顧客満足の追求 参加・体験型施設 「住まいの夢工場」、「住ムフムラボ」
ステークホルダー
企業活動がかかわる顧客(消費者)、従業員、株主、取引先、地域社会、行政機関などに属する個人・集団などの利害関係者。
CSR
Corporate Social Responsibility の略称。企業が事業活動において利益を追求するだけでなく、あらゆるステークホルダーとの関係性を重視しながら果たす社会的責任。
ステークホルダーとの「共創」による、情報受発信・研究開発の拠点「住ムフムラボ」
「SUMUFUMULAB(住ムフムラボ)」は、さまざまなステークホルダーと共に新たな住文化を創造するオープンイノベーション拠点。2013年4月から大阪駅前「グランフロント大阪」の知的創造拠点「ナレッジキャピタル」で活動しています。「生きるコトを、住むコトに。」をテーマに、人生を豊かにするために「住む」時間をより大切に感じていただきながら、新たな暮らし方を共創していく拠点として、積水ハウス総合住宅研究所が運営しています。あらゆる世代や価値観の方々が集う“うめきた”で、「生活者(お客様)」をはじめとするステークホルダーと当社が「感性を磨き」「私らしさを発見」できる情報受発信拠点であり、これらの方々との「共創」による研究開発拠点としての活動を進めています。
家族形態や働き方、コミュニティの多様化、環境共生や健康意識の高まりなど、暮らしを取り巻く社会が大きく変化している中、従来の住宅の概念を超えて、どのように住むのかを考えることが、豊かで快適な人生を送るための大切なファクターです。便利さだけの追求ではなく、現代に合った潤いのある暮らしを再発見し、新しい生活作法を創っていくことが、誰もが「いつもいまが快適」という生涯住宅思想を掲げる当社の役割だと考え、業界で初めての施設として運営しています。
住まいや暮らしに関するさまざまなテーマを取り上げ、来館者が自由に触れることができるデジタル系コンテンツや診断コンテンツなどの展示も充実。来館者に楽しんでいただきながら、さまざまな調査研究に参加いただき、併せて住まいが持つさまざまな価値や可能性に気付いていただいています。また、生活や暮らしを豊かにしてくれるテーマに関するワークショップやイベント等に参加いただくことでも、さまざまな気付きを得ていただいています。
多くの方々にご愛顧いただき、開設から6年9カ月に当たる2019年1月末時点で、延べ来場者数が81万人に達しました。さらに、会員として登録いただいた「住ムフム研究メンバー」も2万5000人を超え、多くの生活者、多様なステークホルダーとの「共創」に基づく研究開発も着実に進んでいます。
2019年度の実績(2019年2月1日~2020年1月31日)
研究ワークショップ・トークイベント・セミナー等の開催実績
来館者をはじめ、「ナレッジキャピタル」に出展する他企業や多様なステークホルダーと協働し、研究ワークショップ・企画展・トークイベント・ワークショップ等を開催し、多くの方に参加いただきました。
住ムフムラボでの主な取り組み
企画展
- 「わたしの住むコト、あなたの住むコト 発見!みんなの暮らし大研究」
(これまで行ってきた暮らしに関するさまざまなアンケート結果、研究ワークショップの成果を一堂に公開。)
トークイベント
- 「わかっちゃいるけどやめられない「うまいもん」飲み食いと健康は両立するか」
- 「「体を動かす」「観戦する」…両方やれば、スポーツはもっと楽しい。」
ワークショップ
共創プログラム「対話のある家」(2019年2月~2020年1月)
住ムフムラボ開設以来、ダイアログ・イン・ザ・ダークとの共創プログラム「対話のある家」※を長期開催しており、2019年7月には累計体験者が2万人を超えました。
季節ごとに毎回違うテーマ、違うプログラムで開催し、何度も参加されるリピーターも多く、体験するたびに新しい発見が得られるとの声をいただいています。
7月、8月には、夏休み特別プログラムとして、「対話のある家」を体験したあとに、ダイアログ・イン・ザ・ダークのアテンドの指導のもと、親子で点字体験をしていただく「夏休みくらやみ教室」を開催しました。
また、12月から1月には、梅田スカイビルにある「絹谷幸二 天空美術館」とのコラボ企画「暗闇と色彩をめぐる」を開催し、多くの方に “暗闇”と“色彩”、対極にある2つの世界を体験いただきました。
「対話のある家」の詳しい情報はこちらから