バリューチェーンを通じた顧客満足の追求 品確法と長期優良住宅

積水ハウスは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」や、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の要件を満足する高品質な住宅を供給しています。2019年度の「長期優良住宅」認定取得率は93%となりました。

 日本の平均的な住宅寿命が30年といわれる中、住宅の長寿命化は資源有効利用の観点からも大切です。当社は優れた技術で住宅構造の安定性と耐久性を高め、劣化を軽減し、長期間安全で快適に過ごせる住まいを建設。住宅の品質にかかわる法律「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」や、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の要件を満足する高品質な住宅を供給しています。

 「品確法」は、住宅の品質を向上させることで欠陥住宅をなくし、消費者が品質のよい住宅を取得できるようにつくられた法律です。この法律は、「住宅性能表示制度」「瑕疵担保責任の10年間の義務付け」「住宅に関する紛争処理体制の整備」の三つの項目からできています。中でも登録機関によって客観的に性能・品質を確認・評価する「住宅性能表示制度」において、トータルバランスに優れた住まいを考える当社戸建住宅では、「構造の安定」「劣化の軽減」「温熱環境」「空気環境」の4項目において最高等級の仕様を標準設定しています。また、賃貸マンションであるシャーメゾンにおいても「構造の安定」の項目で、耐震等級において最高等級を標準化しました。

 2009年6月施行の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」によって、長期にわたって使用可能な質の高い住宅ストックの形成を目指す「長期優良住宅認定制度」が創設されました。この制度では、構造および設備等について、一定の基準が設けられ、この基準を満たす住宅が「長期優良住宅」として認定されます。そして、認定を取得した住宅は、さまざまな税制優遇が適用されます。2019年度、当社における「長期優良住宅」認定取得率は93%となり、高い割合で推移しています。
 今後も、住宅の長寿命化に注力し、安全・安心・快適な住まいの提供に努めていきます。

■ 「長期優良住宅」認定取得率の推移

グラフ:「長期優良住宅」認定取得率の推移