脱炭素社会活動方針③
積水ハウスグループの事業活動におけるCO2排出量の削減
再生可能エネルギー利用 → 2030年に50%、2040年に100%(RE100)
活動報告
オーナー様の「卒FIT」電力を買い取り、自社事業に有効活用する「積水ハウスオーナーでんき」を開始
2019年11月、オーナー様から太陽光発電の余剰電力を買い取り、自社グループの事業用電力として利用する「積水ハウスオーナーでんき」を開始しました。
2009年に始まった太陽光発電の余剰電力を電力会社が一定価格で買い取る「固定価格買取制度(FIT制度)」において、住宅用太陽光(10kW未満)の電力買取期間(10年間)が満了するため、この「卒FIT」電力を当社が業界最高水準※の11円/kWhで買い取り、オーナー様に満足いただく仕組みです。
積水ハウスグループは、国内の建設業界で初となる「RE100」イニシアチブに2017年10月に加盟し、2030年までに事業で使用する電力の50%を、2040年にはすべてを再生可能エネルギーに転換する取り組みを進めています。このため「積水ハウスオーナーでんき」で購入した電力は、事業用電力に使用されます。
取り組み開始以来、「卒FIT」対象のオーナー様の約47%のオーナー様が「積水ハウスオーナーでんき」に加入いただいています(2020年3月末時点)。
業務用車両から発生するCO2を前年比1160t(3.8%)削減
積水ハウスグループの全業務用車両(約1万2000台)に「テレマティクス※」を搭載。急加速・急減速などの走行データを利用して「事業所での日常的な改善活動」と「全社的、長期的な改善活動」により、エコ・安全運転の推進を図っています。安全運転講習会はグループ全体で年間400回を超え、安全運転手帳・DVD 教材・ステッカー制作などの活動の継続により、CO2排出量は前年度比約1160トン(3.8%)減少しました。
テレマティクス導入開始(2011年)以来の取り組みが評価され、2018年度「地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策技術先進導入部門)」を受賞しました。
テレマティクス:車両に搭載したデバイスと通信端末を利用し、稼働・燃費などの「運行情報」や、急加速・急減速などの「危険運転挙動データ」を提供するシステムの総称。
「購入電力会社の指定」や「蓄電池設置」などの付随条件がない場合 当社調べ