バリューチェーンを通じた顧客満足の追求 多様な建築ニーズに応える「フレキシブルβシステム」で都市部居住の選択肢拡大
設計自由度や高い空間提案力を生かした3・4階建て構法「フレキシブルβシステム」を2017年に導入し、戸建住宅、賃貸住宅、店舗・事務所併用住宅、高齢者住宅、保育園、病院、ホテル、公共施設など多様な建築ニーズに応えています。また、2019年には「フレキシブルβシステム」を採用した鉄骨3・4階建て都市型戸建住宅「REGNUM COURT(レグヌムコート)」の販売を開始しました。
積水ハウスが1997年に発売した、工業化住宅として世界初の重量鉄骨梁勝ちラーメン構造「βシステム構法」は、柱の位置を自由に移動でき、各階の間取りや窓の位置などの自由度が高いのが特長です。
2017年にはさらに設計自由度や空間提案力を高め、戸建住宅、賃貸住宅、店舗・事務所併用住宅、高齢者住宅、保育園、病院、ホテル、公共施設など多様な建築ニーズに応える「フレキシブルβシステム」を開発し、3階建て戸建住宅「ビエナ(BIENA)」、賃貸住宅「べレオ(BEREO)」、多用途併用住宅「ベレオプラス(BEREO PLUS)」を発売しました。
そして、2019年には「フレキシブルβシステム」を採用した都市居住を追求した新提案として鉄骨3・4階建て都市型戸建住宅「REGNUM COURT(レグヌムコート)」の販売を開始。敷地条件に応じて閉じる「壁」・開く「壁」を巧みにデザイン、プライバシーの確保と「光・風・緑」の両立を、タワーマンション志向の層にも新しい選択肢として提案しています。当社は「健康」「家族のつながり」などの「幸福感」を追求するテーマの研究に取り組んできました。この中で暮らしのこだわりや富裕層のニーズを追求して導き出されたのが「REGNUM COURT」です。
「フレキシブルβシステム」の主な特長
① 「フレキシブルβシステム」で採用のラーメン柱の2.5倍の強度がある高強度柱「WHコラム」と高強度梁「WHビーム」で大開口や最大スパン9メートルの無柱大空間を実現。合わせて建物強度はそのままに構造柱の本数を削減・集約します。
② 高強度柱「WHコラム」の導入により、柱の本数を従来比で1棟当たり平均25%削減。250㎜刻みの設計が可能な特長と合わせて、柱の影響による外周・間仕切り壁の最小化が可能となり、都市部の狭小地における店舗併用提案などが容易です。
高強度柱「WHコラム」により設計自由度が拡大
型式適合認定
工業化住宅など標準的な仕様書により複数建築される住宅等の建築物について、構造、防火、設備等が建築基準法に適合しているかを専門の委員が予め審査し、国土交通大臣、または、国土交通大臣が指定する認定機関が認定するもの。
型式部材等製造者認証
型式適合認定を受けた部材等の製造者について、部材等を適切な品質管理のもと認定形式どおりに製造できるものであるかどうかを審査し、認証するもの。
④ 設計自由度のさらなる高まりでこれまで以上に多彩な空間提案や都市部の敷地環境への柔軟な対応が可能に。戸建住宅、賃貸住宅、店舗・事務所併用住宅に加え、高齢者住宅、保育園、病院、ホテル、公共施設など多用途の建築ニーズに対応することができます。
フレキシブルβシステムによる多用途建築の実例