脱炭素社会 テレマティクスを活用したエコ安全運転の推進

積水ハウスグループでは、業務用車両にテレマティクス(通信機能を備えた車載機)を取り付け、危険運転挙動を把握し、社員の安全運転教育やエコドライブの意識向上に取り組んでいます。交通事故・違反が減少し、燃費向上により対対前年度比で3.8%減(2011年度比では33.8%減)のCO2排出量削減を達成しました。

業務用車両から発生するCO2を前年比1160t(3.8%)削減

 積水ハウスグループの全業務用車両(約12000台)に「テレマティクス」を搭載。急加速・急減速などの走行データを利用して「事業所での日常的な改善活動」と「全社的、長期的な改善活動」により、エコ・安全運転の推進を図っています。安全運転講習会はグループ全体で年間400回を超え、安全運転手帳・DVD 教材・ステッカー制作などの活動の継続により、CO2排出量は前年度比約1160トン(3.8%)減少しました。
 テレマティクス導入開始(2011年)以来の取り組みが評価され、2018年度「地球温暖化防止活動環境大臣表彰(対策技術先進導入部門)」を受賞しました。
 安全運転に伴う燃費向上にりCO2削減が進む中、交通事故・違反数も減少しており、例えば、積水ハウス(単体)における交通事故数は前年比で2.5%減(2011年度比では36.0%減)となり、着実に減少しています。

テレマティクス:車両に搭載したデバイスと通信端末を利用し、稼働・燃費等の「運行情報」や、急加速・急減速等の「危険運転挙動データ」を提供するシステムの総称。

図:テレマティクスの仕組み

テレマティクスの仕組み

グラフ

エコ・安全運転マネジメントの仕組み

図:エコ・安全運転マネジメントの仕組み

積水ハウス(単体)におけるテレマティクス搭載状況と2011年度比CO2排出量の削減推移

グラフ:テレマティクス搭載車両数と2011年度比CO2排出量の削減推移

低排出ガス車両の導入状況

当社における2019年度の業務用車両に占める低排出ガス車両 ※1の割合は、97.6%(前年比1.6ポイント増)、社用車のほとんどが低排出ガス車両となっています。

※1 低排出ガス車両:国土交通省により定められた平成17年以降の排出ガス基準50%低減を達成している車両。

グラフ:低排出ガス車両台数推移