労働安全衛生 施工現場での労働安全衛生活動
積水ハウスグループは、施工従事者が安全で健康に働くことができるよう「全社施工安全衛生年間計画」を作成し、法令遵守はもとより、当社施工現場のリスクに合わせた自主的な取り組みや安全教育をPDCAサイクルに定め、継続的に実施しています。
2019年度は「くり返し災害防止」「基本ルール徹底」「不安全行動排除」を重点対策とし取り組みました
すべての施工従事者の労働安全衛生の確保は、当社グループの社会的責任であり、重点的に取り組むべき項目の一つと考えています。当社グループでは施工従事者が安全に安心して働くことができるよう活動を進めています。
2019年度 労働災害発生状況
- 施工現場での労働災害発生件数は前年度に比べて増加しました。一因としては墜転落、切る刺す災害が減少しないことが挙げられます。中でも脚立からの墜転落が4割増となっており、一方的な指示により不安全行動を是正するだけでなく、作業者の自発的行動を促す的確な対応が必要であると認識し取り組んでいきます。
- 熱中症は電動ファン付作業服(空調服)の着用の他、作業環境を向上させる涼風商品等の推奨に努め、前年度より減少しました。
- 近隣や通行人等の第三者にも影響を及ぼす重機の横転、高所からの部材の落下等が発生しており、計画段階で個々の状況に応じたリスク管理の徹底を継続して啓発していきます。
2020年度は「墜転落防止対策の徹底」「建設機械の安全確保」を重点目標とします
労働災害の減少に向けて、2020年度「全社施工安全衛生年間計画」では、各営業本部、各事業所にて、「全現場に各種安全施策を定着させる」「公衆災害(物損・人損)を防ぐ」を掲げ、災害防止対策を推進します。
2020年スローガン
「なにか変!?」 この目で確認 即行動
【全社共通重点目標】
「死亡災害ゼロ」「墜転落防止対策の徹底」「建設機械の安全確保」
2020年度 施工安全衛生年間計画の骨子
- 重大災害(人命にかかわる災害)への対策には一層の注力をしていきます。
- 墜転落、切る刺す災害が繰り返されていることから、安全施策を着実に実践し、定着を見届け、事故を未然に防ぐ体制の確立を目指します。
- 公衆災害の防止については過去に発生した事故の対策を浸透させ、同種の災害発生を防ぎます。