人材育成 社内資格制度

現場監督の社内認定制度「チーフコンストラクター」、設計の社内認定制度「チーフアーキテクト」「構造計画スペシャリスト」「プラチナスペシャリスト」などの資格制度により、技術系社員のトップアップを図っています。

　 2012年度、特に優れた現場監督を認定する「チーフコンストラクター」制度を創設しました。以下のような人物に対し、「チーフコンストラクター」の役割資格を付与することにより、現場監督のトップアップを図ることを目的としています。①総合施工管理・工事監理両面にわたり高い業務推進能力を発揮し、質・量共に会社に貢献している、②これらの能力を発揮することにより、お客様の高い満足・信頼が得られている、③協力工事店や協力業者の育成に精通し、施工体制の構築に向けて常に現場環境や現場管理業務の改善を実践している、④他の現場監督や施工管理者・協力業者からの信頼度が高く、後輩等の良き相談役になるなど、目標とされる人物であるとともに、業務を円滑に遂行するための対人折衝能力とプロセス管理能力を備えている。「チーフコンストラクター」を目標として日常業務にあたることにより、優秀な現場監督を数多く育成し、ブランド力および生産性の向上につなげています。2019年度は総勢154人が「チーフコンストラクター」に認定されました。

　2008年度、良質な住まいづくりを支える設計者を育成するために「チーフアーキテクト」制度を創設しました。以下のような人物に対し、「チーフアーキテクト」の役割資格を付与することにより、設計職のトップアップを図っています。①建築計画・意匠（デザイン）・設計監理に関する能力を発揮し、質・量共に会社に貢献している、②これらの能力を発揮することにより、お客様の高い満足・信頼が得られている、③他の設計社員からの信頼度が高く、後輩等の良き相談役になるなど、目標とされる人物であるとともに、業務を円滑に遂行するための対人折衝能力とプロセス管理能力を備えている。認定期間は2年間とし、2019年度は総勢238人の「チーフアーキテクト」が全国で活躍しています。

　 構造計画に関して事業所内で指導的役割を担う設計者を育成するために、2015年度に「構造計画スペシャリスト」認定制度を創設しました。当社設計社員のうち、以下のような人物に対し、「構造計画スペシャリスト」の役割資格を付与することにより、構造計画の安全性と合理性を向上させることが目的です。①設計基準、構造計画、地盤判定等の高い専門知識・スキルを有している、②これらの能力を発揮することにより、安全性・合理性の高い構造設計を行っている、③同時にプランニングスキルを駆使し、質の高い空間設計でお客様の満足度アップに貢献している、④他の設計社員からの信頼度が高く、構造計画のレベルアップ、各設計担当者の（構造的な）設計力アップのために指導的な役割を果たしている。認定期間は3年間で、2019年度の認定者は総勢113人になりました。

　 当社設計社員のうち、以下のような人物に対し、「プラチナスペシャリスト」の役割資格を付与することにより、設計レベルの向上を図り、プラチナ事業（高齢者住宅・福祉施設全般〈有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム等〉）を推進することを目的に、2015年度に創設しました。①プラチナ物件の設計に必要な高い専門知識・スキルを有している、②これらの能力を発揮することにより、質の高い相当数の設計実績で会社に貢献している、③事業者、利用者、スタッフ、地域の方々の満足や信頼が得られている。2019年度の認定者は総勢45人です。

　 全国のカスタマーズセンターにおいて、アフターサービス担当の専任スタッフが住まいの定期点検や補修、生活に役立つ情報の提供など、お引き渡し後のお客様の暮らしをサポートしています。「カスタマーサポート・マイスター（CSマイスター）制度」は、お客様満足度をさらに高め、積水ハウスを支持してくださるお客様を増やしていくことを目指し、2017年に創設しました。2019年度は、お客様サポートに卓越し、高いスキルと正確な知識で主導的に業務を遂行する23人が「CSマイスター」に認定されました。計85人の「CSマイスター」が全国で活躍しています。