グループの全体像 4つの価値とSDGs
「人間愛」から「4つの価値」を創造し、持続可能な経営を推進
積水ハウスグループは、企業理念「人間愛」を礎に社会の変化やニーズに即応し、価値を創造・提供してきました。
2005年に定めた「4つの価値」と「13の指針」からなる「サステナブル・ビジョン」は今も価値創造のベースであり続けています。その根底には、「生涯幸せに暮らすもの」「お客様の生命と財産を守るもの」「地球環境を保護し、生態系を生かすもの」といった、60年の歴史の中で刻まれた「住まいのあり方や役割」に対する哲学が息づいています。
企業理念(根本哲学「人間愛」)
「人間は夫々かけがえのない貴重な存在であると云う認識の下に、相手の幸せを願い、その喜びを我が喜びとする奉仕の心を以って何事も誠実に実践する事である」という「人間愛」を根本哲学としています。全従業員での討議を経て、1989年に制定しました。
「4つの価値」に基づく「13の指針」
2005年、「4つの価値」によるバランスのとれた経営を目指す「サステ ナブル・ビジョン」を発表。その行動指針となる「13の指針」を2006年に策定しました。
「4つの価値」と「13の指針」とSDGs(事業を通じた直接的・間接的な寄与項目)
積水ハウスグループは、国連でSDGs※が採択される10年前に「サステナブル・ビジョン」を宣言しました。SDGsは2015年、社会・経済・環境面における国際社会共通の目標として採択されたものです。「サステナブル・ビジョン」で「4つの価値」と「13の指針」を定めた当時から当社グループは先駆的に「持続可能性」に正面から向き合い、実践してきました。
今後、社会課題はグローバル化や一層の複雑化が予想されます。課題解決にはSDGsの推進や、IoT、AIを活用して最適化された未来社会Society5.0の実現がますます重要になります。
これからも価値向上に着実かつ革新的に取り組み、ビジネスを通じてSDGsの目標達成に寄与していきます。
ピクトグラムの大きさで当社グループの「4つの価値」とのかかわり度合いを概念的に表現しています。
積水ハウスの取り組み
安全・安心 (第1フェーズ) |
1960年 | 積水ハウス創立 |
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1979年 | 住宅業界初の実大振動実験 | |
1982年 | 自然エネルギーを活用した「PSH-21(パッシブソーラーハウス)」発売 | |
1989年 | 「企業理念」制定 | |
1990年 | 総合住宅研究所設立 | |
快適性 (第2フェーズ) |
1996年 | 住宅業界で初めて高性能遮熱断熱複層ガラスを標準採用した「セントレージΣ」発売 |
1999年 | 「環境未来計画」発表 | |
2001年 | 「5本の樹」計画開始シックハウス対策として内装仕上げ材をFc0・E0仕様に統一 | |
2005年 |
「サステナブル・ビジョン」発表 「まちづくり憲章」制定 |
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2008年 |
「エコ・ファーストの約束」
エコ・ファーストの約束地球温暖化対策、生態系保全、廃棄物・リサイクル対策などに先進的に取り組むことを環境省制定の「エコ・ファースト制度」のもと、企業が環境大臣と交わす約束のこと。約束を交わし、環境大臣に認定された企業が「エコ・ファースト企業」となる。 北海道洞爺湖サミットで「ゼロエミッションハウス」建設協力 「2050年ビジョン」発表 |
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2009年 | 環境配慮型住宅「グリーンファースト」発売 | |
2010年 |
創立50周年 累積建築戸数200万戸達成 |
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2013年 | エネルギー収支ゼロを目指す「グリーンファースト ゼロ」発売 | |
2015年 |
「建築・建設部門におけるグローバルアライアンス」に加盟
パリ協定遵守宣言
パリ協定第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が開催されたパリにて、2015年12月12日に採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定。日本は2030年までに温室効果ガスの排出量を2013年比で26%削減することを公約。 |
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2018年 |
TCFD提言に賛同 「SBTイニシアチブ」認定取得 「イクメン休業」制度運用開始 「住めば住むほど幸せ住まい」研究開始 |
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人生 100年時代の 幸せ (第3フェーズ) |
2018年 |
TCFD提言に賛同 「SBTイニシアチブ」認定取得 「イクメン休業」制度運用開始 「住めば住むほど幸せ住まい」研究開始 |
2019年 | 非金融企業において国内初 「TCFDレポート」発行 | |
2020年 | 「NEXT SEKISUI HOUSE 30年ビジョン」発表 |
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称