人材育成 キャリア構築の支援

積水ハウスでは、自律型人材の育成を目指し、一人ひとりが自律的にキャリアを構築していけるよう、入社3年目・7年目および45歳の従業員に対する支援プログラムを実施しています。2019年度は「セルフエスティーム向上セミナー」を384人、「キャリア自律コース」を487人、「ミドルキャリア研修」を354人が受講しました。

「セルフエスティーム向上セミナー」

 「セルフエスティーム」とは、自分自身に対する気持ちがポジティブで好意的であること、自尊感情・自己肯定感を意味します。入社3年目の従業員が受講する「セルフエスティーム向上セミナー」は、①自己の潜在能力の開発を目指す、②ありのままの自己に気付き、自己概念の変革と拡大を図る、③情熱を持って生き生きと人生の課題にチャレンジしていく強いセルフエスティームを啓発・向上する、④なりたい姿(目標)の検討と具体的な行動指針を得る、ということを目的に実施しています。

 受講者からは「自己を改めて見つめ直すことができ、モチベーションアップにつながった」「自己の潜在能力や『ありのままの自分』『なりたい自分』など、多くの気付きを得られた」など、好評を得ています。

 2019年度は対象者384人全員が受講しました。2006年度からの累計受講者数は4930人となりました(1人当たり受講時間:21.5時間)。

「キャリア自律コース」

 「キャリア自律コース」は、個人主導のキャリア開発の重要性が増す中、自己理解や環境理解を踏まえ、キャリア自律意識を持った「自律人材」「プロフェッショナル人材」となることを支援するためのワークショップで、入社7年目に受講します。

 受講者からは「働き方、生き方を見つめ直すことができ、今後の仕事に対する向き合い方が変わった」「自己理解を深めることで、自身の強み・弱みがわかり、目標を明確に設定できるようになった」などの声が寄せられています。

2019年度は対象者487人全員が受講しました。2003年度からの累計受講者数は6506人となりました(1人当たり受講時間:23.5時間)。

「ミドルキャリア研修」

 「ミドルキャリア研修」は、キャリア(仕事やプライベートなど人生のすべての要素を含む広義のキャリア)の折り返し地点である45歳の従業員を対象に実施。後半キャリアに向けての目標や計画を立て、将来のキャリア満足度の向上に役立ててもらうことを目的としています。

 受講者からは「仕事も人生もまだ折り返したばかりであることを認識し、今後の自分の取り組み次第で、後半の充実度は変えられることを実感した」という声が多く寄せられています。スキルアップ、人脈形成、後輩の育成、教育・老後等の資金計画、介護に関する家族での話し合いなど、研修受講後、すぐに行動を起こす従業員が多いことも特徴です。

2019年度は対象者354人全員が受講しました。2014年度からの累計受講者数は2768人となりました(1人当たり受講時間:13時間)。